Erziehung

第9回
出席メール

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　食管法は戦後のコメ不足のときにそれを解消するために作られたもので、本来コメが過剰で生産調整が行われたときには無くなっているべきなのに今も市場が開設されたとはいえ、基本的な食管法の構造が残っているなんて政治との結びつきの強さを感じました。この「コメを保護する」やりかたは、言い換えればそれにかかる費用は国民が負担しており、コメ過剰をなくすために負担をするなんて本来の意義とは全く違うものです。たしかに完全に自由化になり関税障壁もなくし、となれば日本の農業は衰退してしまうかもしれません。しかし、今の農村は（言い方は悪いかもしれませんが、また全部がそういうわけではないですが）政治頼みの思考停止状態になっていると思います。そして政治家もこれを利用し自分の利益を得るために農業保護だ、ともっともらしいことを言う悪循環に陥っています。この内向きな思考は、結局農村の活気を無くし衰退することになると思います。もっと前向きな姿勢、農村はもっと自分たちががんばって自分たちで利益を上げようというぐらいの姿勢が必要で、いずれは関税障壁が下がっても戦えるぐらいになることが日本の農業の活性化につながると思?
《以下文字化け》
　農協に企業が参入しもっと盛んになってくれると実家で米を作っているこちらとしても、うれしいです
　前回の授業で疑問に思ったことがあります。それは、どうして米を作りすぎると赤字になるかということです。講義を聴いていましたが、いまいちわかった気がしませんでした。よろしければ、もう一度（？）教えてくれないでしょうか？勝手なこと言ってすみません。
　第９回目の授業に出席しました。

今回の話は食料管理法の話でした。
驚いたのは、そういうものが食料がいっぱいある時でさえそれが存在していたということです。
この前の農協の法律といい、政府はよく農業についてほったらかしにするんだなーと思いました。
そういうものがあるために逆ざやが発生してしまったり、、、
私たちの税金がそんなことに使われていたなんて驚きました。

あと１つ疑問に思ったんですけど、逆ざやになっている時農家のひとは店に売っている米を買ってそれを集荷業者に売っていけば何もしないで儲けるとこができると思うんですけど実際はどうだったんでしょうか。
（そんなことできないように対策されていたとは思いますけど、もしされていなかったら…

さて、今回はこれくらいにしておきます。
お互い体を大切にして（特に先生は）あと少しいっしょにがんばりたいと思います。
　環境形成基礎論第９回出席メールを送ります。

先週添付した写真は岡山の藤田というところで、児島湾を干拓してできたところです。一応岡山市です。はっきりとは覚えていませんが、江戸時代に児島虎次郎という人が行ったと教わりました。郷土の偉人だそうです。今でも、近所には「一番土手」とか「二番土手」という、干拓のための堤防の名前がついた道路があります。

さて、食管法については１，９９４年に改正されて市場が開放されたそうですが、ここもやはり日本の近年の変化の一部をなしているように思いました。戦争中の法律であっても、戦後の食糧不足の状況に上手く合致してしまったことが、戦後５０年も廃止に至らなかった理由かと思います。米の流通に限らず、システムとして一元的なものは、緊急事態には極めて有効な手段となり得るのに対して、平穏な状況では多元的なシステムのほうが円滑に働く気がします。近頃は、緊急事態の典型である戦争という場でも、アメリカの軍隊は多元的なシステムを取り入れる試みを行っているそうです。司令官が全権力を握るのではなく、現場にいる人間が主体的に行動し、かつ、全ての情報を皆が把握する方式です。当然皆がすべての情報を持つには、コンピューターや通信技術を最大限利用するので、この方式は今だからこそ実現可能な方式といえます。
　12/10の出席メール

この講義で初めて逆ざやという言葉を知りました。農家が自給自足するより一度市場を通したほうが安くすむとは……恐れ入りました。さらに高米価政策と転作補助金という互いに反駁しあう政策が生む悪循環も、むやみやたらに金をつぎ込んでことを解決しようとするあたりがいかにも日本らしいですが実際には解決どころか事態を余計に悪化させてますからね。米が日本国にとって大事なのはわかりますがどうもその手段がその場しのぎのようで、これで解決するほどもはや問題は易しくはないようです。
　こんにちは。
　今回の講義は、食糧管理についてでした。僕は経済学部ですので、「政府の失敗」と称して、政府が生産者に対して補助金を支払った場合の非効率性を学びました。しかし、さすがに供給過剰の場合にも政府が補助金を支払い続ける例は学んでいません。「さらなる政府の失敗」です。供給過剰なのに補助金→一層の価格上昇といった形で、自分で自分の首をしめていくプロセスがよく分かりました。さらに、食糧問題では必ずといっていい程付き纏う、政界との癒着も問題です。以前のメールでも述べたことですが、自分たちの食糧が政治的手段に利用されていることには怒りを感じます。

　僕のコメ市場の理想は、経済モデルでいう閉鎖経済のように、日本国内のみで市場競争を行うというものです。外からの圧力なく、市場を通して適正な価格がつくことが一番であるとは思っていますが、今回の講義で取り上げられた補助金問題や、他にも貿易自由化の問題があり、現時点での達成は難しそうです。
　第9回の講義（12月10日）の出席メールです。

今回の授業で驚いたことは、米の生産過剰期にすら政治的な理由で高米価であったということです。この「政治的な」理由という言葉からどこかしらダークなイメージを抱いてしまいます。選挙で票がほしいから、米価は高いままに→米価を高くしてくれるから、投票しよう、なんて内輪での持ちつ持たれつの関係のようなことを選挙の場でやるなんて…。こういうことを聞くと、自分の地元だけではなく、やっぱり日本全体の「むら」体質は根強いんだなと思ってしまいます。それに、「むら」体質には多かれ少なかれ、その集団における利害関係（内輪でよければそれでよいといったような）が絡んでくると思います。そういう私自身も、普段の生活の中でこういったことをしているなあと思うと、政治家のやっていることを真っ向から否定することができません…でも、内輪で片付けてしまうことで、うまくいくこともたくさんある。この体質から抜け出したいけど、抜け出せない。大きなジレンマです…。毎回悩むのですが、まだ答えは出ないようです。
　食糧管理法なる言葉を初めて知ったのは去年受験勉強で『現代社会』を勉強しているときでした。食という人間の根本的な問題に関する重要な決まりごとを、僕は１８年もの間知らずに生きてきたのです。しかし、これはきっと僕に限った事ではないと思います。今日本の高校生の中でこれを知っている人が果たしてどのくらいいるでしょうか？半分くらいの人は知らないのではないでしょうか？間違いなく広く人口に膾炙しているとは言えないと思います。しかもそこで知らないうちに大きな赤字ができたり、汚い癒着問題が出てきたり…と、あまり公に出ないことをいいことに上のほうはやり放題だなんて…。講義ではこれはもともと人民を助ける為に作られた法であると聞きました。その機能がほとんど果たせていないと言える今、これからの食管法がどのような姿をとっていくのか、非常に気になります。
　授業が難しいというのが最近の印象です（頭が悪いだけでしょうか・・・）。食管法や米価審議会がとてもくだらない、そしてそんな悪法や機関を長い間そのままにしてきた政府や官僚もくだらない、ということは伝わってきましたが。つまり政治に関心を持たなければ結局損をするのは国民だということが一番先生の伝えたかったことなのだと思いました（違っていたらすみません）。
　１２月１０日の講義に出席しました。今回の講義では食料管理法について話されました。もともとは戦時下の食料管理のために制定された法律が、いまだに力を持っているということに大変驚きました。戦後にあらゆる分野に関する法律が根底から改善されたということを考えれば、戦時下に制定された食料管理法が一部改正にとどまっていることは注目に値すると思います。これもまた雑な言い方をすれば、旧きに固執してしまう農業を表しているように思ってしまいます。

　また、食料管理法下のコメ流通の基本図を見て、わざわざ政府を仲介しなければならなかったそのシステムに不毛さを感じずにはいられませんでした。「日本人ならコメを食え」とは言いますが、ここまでコメを保護する必要性はないと思います。政府の農業への介入が悪い結果に終わってしまうのは残念で仕方ありません。
　１２月１０日の講義に出席しました。

９０年代まで農協に３８万人の職員がいたというのは驚きです。これに一般の組員も加われば、大きな圧力団体となって政治に影響を与えることも可能ですね。今まで農協が普通の企業なんかと同じように政官業の癒着構造をとるというのがぴんときませんでしたが、今回の講義で納得できました。

それと、逆ザヤというものが存在したことをはじめて知りました。そういった利益を与えることで自民党がこれまで政権をもってきたというのはちょっと許せないことだと思いました。どうりで石川では開票３％ぐらいで当確が出るくらい自民党の支持が硬いわけです。そういった矛盾が存在することに国民は気づかなかったのだから、これからもそういったことが起きるかもしれないし、政治が国民をだましているかもしれないという意識を常にもって生きていくことが大切だと感じました。
　出席しました。

　前回の授業で感じたことは、米の価格を政府の機関が自由に決定していてその価格が技術革新などを考慮していないものであるということは、価格が本当の価格より高くなってしまって理不尽でるということ。あと農家が必要以上に保証されていて、いま米の生産過剰な状況下であるということが実に無駄が多いと思いました。
第９回の講義に出席しました。

今回の話にも驚かされました。
米農家は、自分の作った米を食べるより、作った米を売り販売している米を買ったほうが安上がりだという、
その状況はどう考えても不自然だと思います。
誰が考えても異様な事態です。

どこに行っても官僚の「既得権益」が目立っています。
官僚の関係するところはことごとく既得権益がらみの問題が存在しているような気がします。
でも、自分も含め多くの人が、誰か権力のある人がその体制を変えてくれるのを待っているだけなのでしょう。
自分から行動を始めるのが一番なのでしょうが・・・。
面倒だとかよくわからないとか言っている場合ではないことはわかっているつもりなのですが、躊躇してしまいます。
こういった心理も、個が確立していないというのと同じところに根があるような気がします。
　第９回目の出席メールです。

米が政府に一元管理されていたこと、実は知りませんでした。それにそんなに大きな逆ザヤがあることもはじめて知りました。
　12月10日の講義に出席しました。

　米の流通ルートがそんなにも複雑だとは知りませんでした。しかも農協がそれに大きく関わっていて改めて農協が巨大な組織てあることを思い知らされました。米の市場ができたのが10年ちょっと前ということには驚きでした。
　１２月１０日
　米が過剰となった時点でも、税金を無駄にしての買取りが行われている事を聞いて、政府の方策はいつも最善ではないことを再認識しました。構造成立時と状況が変われば構造の変化も必要です。既得権益を手放さそうとしない人達により改革がなかなか進みませんが、取り組み方も工夫が必要です。
変革は損だと感じる人に何らかの補償がないと現実的に進展が難しいのではないでしょうか。
　次回の授業も楽しみにしています。
　９回目の講義、出席しました。

今回は食糧管理法についてのお話が印象的でした。
古い体制が残る日本の農業において、政界・官界・学界・農協の４者が４角形を作る事により、この体制が近年まで維持されている。・・それを聞くにつけて、先生がモジュールに載せられた「農業構造の構式図」は凄く納得が出来ました。

また、食管法に基づくコメの流通ルートでは消費者と生産者の間にヤミ市場や市場が存在し、何箇所も通る事により、日本の農産物は値が高くなるのかなぁと思いました。
　12月10日　出席しました。

　今回の授業ではよくこんな仕組みが長い間続いたなと思わされるばかりでした。
食管法の話を聞いている中で他の授業で習ったことを思い出しました。京都の市バスで廃食湯を燃料に混合して利用する試みは今ではかなり有名になりました。現在の詳しい状況は知らないのですが、 2000年にスタートした市バスの20％添加バイオディーゼル燃料が1970年改正の地方税制に触れると総務省が判断して軽油と同様に課税されることになったのです。結果として使用断念に至ったのですが、その後京都府が課税額の半額を補助支援し、翌年3月から利用が可能になったそうです。

他の国ではこのような取り組みに税制優遇措置などで普及促進を進めている。環境問題の認識が浅かった 70年代の法律にとらわれて、せっかくの取り組みの成果が上がらないというのは、やはりおかしいと思う。

これはかつての食管法だけでなく、今でもそのようにおかしいと思うことは他にもいっぱいあります。要らない道路やダム、その他税金の無駄遣いとしか思えない公共事業。。元をたどっていくと、自分の私服を肥やすことに懸命である役人や政治家、そのような人たちがいき続けられる村社会。

確かにいま新たな社会構造への過渡期であるから、このような矛盾が社会的に指摘できるようになったのだと思います。

決して過去へと逆戻りしないように、日本の新たな社会の姿を多くの人が考える必要があると毎度のことながら感じました。
　12月10日の講義に出席しました。
　１２月１０日の出席メールです。
本当にすいません。今回授業は聞いていたのですが、あんまりよく分かりませんでした。最近、授業の内容が難しいです。(これは、僕だけでしょうか？) でも、何となく分かることは政府が昔の制度を時代が変わっているにも関わらず改良しようとしないのが原因で多くの弊害をもたらしているということです。そして、官僚や政治家が関わっているという事です。
こんなコメントしか出来ずにすいませんでした。もうすぐ冬休みになるので、また勉強し直そうと思っています。
　環境形成基礎論第９回の講義に出席しました。やはりコメに関しても、選挙で票を集めることだけが目的の政策が行われてきたことは残念です。既得権益が結びついてくると大抵ろくなことがありませんね。
　今回の食管法の話で農協の存在意義（だった物？）が大体つかめて来たように思います。食管法の元々の存在意義は食料不足の中でいかに生産を活発にし、消費者に行き届くようにするか、という事ですから、まぁ誰が考えても飽食の現代の日本ではネックになると思うでしょう。もし全てのしがらみを捨てて全ての法律を現代向けに一斉に変えれるならまず出来ない制度ですからね。大体の法律もそうなりますが。

　今までの授業を受けて来て特に感じているのが、やはりコメ作りの周辺には日本人のアイデンティティが見え隠れするのだな、という事です。こんな言い方をすると授業の為にいろいろな準備をして下さっている先生に失礼かもしれませんが、この授業を受けてよかったと思うのは日本人の国民性の背景というものがある程度体系的に理解できた事かな、と思います。あと、政治家の頭ん中っていうのも少し見えて来た事ですね。
　江戸時代、米の値段ですべての物価が決まり、徳川吉宗は米価調整に尽力を尽くしたと聞きます。今はそこまで米価が物価に影響するなどど大げさなことはありませんが米が過剰生産されるのはそんなにわるいことなのでしょうか？それと農林族が何を目的としているのかも教えてください。
　「農家は自分の所で作ったお米を食べるより、他所から買ってきた米を食べるほうが安上がりだった時期があったんですよ。」という事をおっしゃっていましたが、これにはかなり驚きました。全く理に反してますよね。当時の農家の方々も、これでは自分の作る米に誇りを持つことができなかったのではないかと思います。元々消費者中心で考えられていた筈の食管法が、時代の経過と共に問題点を孕むようになり、最終的に大きな赤字を招く事態になったというのは悲しい事だと思います。
　今回の講義で最も衝撃的だったことは、末端逆ザヤの存在です。自分で生産したコメを自分で食べないほうが得をする構造があったなど、思いもよりませんでした。そもそも歴史的に見ても、売買が行われるためには「余剰」生産物、つまり「自分が食べる分量を除いた上で」余った生産物の存在が必要になります。農家に収穫したコメ全てを余剰と判断させるようなシステムでは、売買、ひいては経済がうまくいくはずはないですよね。
12月10日出席しました。
いままで農業、農家というものにまったく縁のない生活を送ってきたので前回と今回の講義での農協の写真や話を大変興味深くきかせてもらいました。
僕は工学部ですが農業に少し興味があるので今回に引き続いて次回にコメに関するお話をたのしみにいてます。
ここ最近ぐっと冷え込んできてますが、さらに体調を崩さないでくださいね。僕もがんばります。
　前回の第八回環境形成基礎論(2004/12/10)ですが、
不覚にも風邪をひいてしまい授業に出れませんでした。
HPで講義内容を見ると、食管法についてだったので
授業を聞けなかったのは少し残念でした。
土日にゆっくり休んだので週明けには全快しましたが、
やはり久しぶりに風邪をひくとかなり惨めな気持ちに
なりました。病気はするもんじゃないですね。
最後になりましたが、先生も、年末お忙しいと
思いますが、体調には十分お気をつけて下さい。
　日本農業の問題は法にしろ体質にしろ旧態依然としていることのように思えます。古き良き伝統を残すことは大切ですが、古き悪しき伝統を残すことは問題をひきおこします。時代が移り変わっていくのに中身が変わらなければ、時代に取り残されていくだけです。伝統も良い部分は継承し、時代遅れになった部分は思いきって変える勇気が必要だと思います。そうしなければ、将来世代に多大な損害をもたらすのではないでしょうか。
　今回は食管法とそれによる問題についてでした。
米が不足している時は米の価格を安定させる事は確かに重要です。
そのために大量のヤミ米が発生するのも問題ですが・・・。結局市場導入もうまく行かず生産調整を行いますが、やはり農業の三段階の構造を変えない限りいつまでも廃退に向かっていくのでしょうか。
私はとくに知識も無いので企業の農業参入がいいのか悪いのかわかりませんが、今までの講義を聞いていて何もしないよりはいいのでは、と思いだしてきました。よりよい環境形成のためにどうすればいいのか考えていきます。
　出席しました。
毎回の授業でもうすっかり慣れてしまいましたが、相変わらず政府の現状を見る目のなさと無考えな対応にあきれました。国民の税金の無駄遣いにも腹が立ってしょうがありません
　12月10日出席メールです。
パソコンの調子が悪く、携帯から送らせていただきます。
今回の食糧管理法といい、前回の農協といい日本は今現在に合わない古いものを無駄に残しすぎなのではという印象を受けます。また、政治米価などの政治の汚い部分を知り、政治に嫌気がさしてきます。こんなんだから投票率が低いんでしょう。（でも、20歳になったら僕は投票に行くつもりです）それとヤミ米ってものは戦後の食糧不足の時だけのものだと思っていたので今回の講義で今もあるということには驚いています。そのヤミ米に農協が関わっているということも含めてです。
いよいよ次回はレポート内容の発表ですね。いまからちょっとどきどきしています。僕でも書けるレポートであることを祈りつつ…
第９回目の授業に出席しました。

今回の授業の内容を僕なりに噛み砕くと、もともとは戦争中の消費者のために食管制度が作られ、食糧不足の時には有効に作用してきたが、現在ではもはや必要性は薄まっており、農家は逆ざやとして利益を得ており、そのツケは財政、ひいては国民にまわっている。しかし、農村を一大支持基盤とする自民党はなかなかその制度を大きく変えることはしなかった、といった感じでしょうか。

正直に言いますと、今回初めて米の流通の仕方を知りました（当然のように「食管」という言葉や、あの流通の図がでてきて、少々あせりました）。あと、ヤミ米というと、なんかアブナイお米、という感じを持っていましたが、ただ単に政府の管理を受けていない、法律違反のお米ということなのですね。しかし、全部のお米について政府が管理し、すごい量の赤字がたまるわ、コメの値段は高くなるわ（それでも抑え気味だから財政赤字になるのかもしれませんが）、農家は自分で食べるお米まで一回売ってから買って、なぜかトクをするわ、でおかしいです。（このおかしな構造について消費者はどう思っているのでしょうか？どれぐらいの人がおかしいな、と思っているのでしょうか？まあ、相当数の人が思っていて、ヤミ米が大量に流通していたから制度が変わったのでしょうが。）

おかしいことがまかり通る（というかそのままになっている）ところが、既得権益死守のための官僚主導制度なのでしょう。しかし、利益は配分されるものではなく、獲得するものなのだ、という思い（つまりは利益の枠さえつくれば、あとは強い立場の人がそこに利益を配分して詰めてくれる。したがって、その「枠」を確保し、守る。しかしそれではダメで、利益を直接、しかも枠など作らず合法的な手段で貪欲に獲得していく、ということです。なかなかうまく言えませんが。）がこの授業や他の授業で勉強して強くなってきました。

ところで、この「官僚」というものの実態はどのようなものなのでしょうか。先生の話などから、あんまりよくないものかな、とは思いますが、正直そんなに（というかぜんぜん）実態を理解しているとは言えない様な気がします。そこをつかむことは官僚主義を変えることに役立ちそうです。僕は幸い法学部なので、そのあたりの勉強をもうすこし深めて行きたいと思います。

なんか、理路整然としていないメールですみません（ほかの人の素晴らしい出席メールを見るたびに、へこみます）。授業はあと２回。心して勉強させていただきます。
　米の大切さがわかりました。
　12月10日の授業に出席しました。
　日本の食糧管理体制が農業に与える影響を考え直す機会になりました、もっとよりよい米作りに改革が必要であることに考えさせられました。
　12月10日の授業出席しました。

コメ価格の管理は難しい。
豊作、凶作はお天道様次第、つまり収入の不安定さという農家の大きな不安を政府はある程度取り除かなければ農業離れが深刻化する。つまり政府による米の買い上げが必須となる。その一方で、生産高の多少による価格の大きな値動きから消費者を守らなければならない。値動き幅を緩衝するために政府の介入が必要となる。
工業製品のように純粋に需要と供給に任せることはできないのである。
　戦中、終戦直後の、食糧不足の時期は政府の管理も楽だったが、終戦も昔のこととなり、米の生産量が増えると同時にアメリカによるキャンペーンの影響もあったのだろう、米需要が減ると、コメ価格の「逆ザヤ」が発生した。米が売れないのに農家からは買い上げなければいけないのだから赤字になるのは当たり前のことである。
政治問題として、生産者価格を下げることも、消費者価格を上げることもできない。万事休すである。解決策として行われたのが「自主流通米」の導入や「生産調整」などである。

　ここで私が思うのは、問題の原因にせよ、解決法にせよ全てトップダウンであるということである。昔から日本の農業は西洋と違い、上からの改革を受け入れることによりその姿を変えてきた。ボトムアップ的な改革はほとんどない。もっと国民が活発に話し合い下からのムーブメントを起こさなければ政府の利益第一の改革がまた繰りかえされることになる。今は農業変革の時期である。今の時流を逃さず、下からの力を見せつけてやらなければならない。
　12月10日の授業に出席しました。
　今回は主にコメについてでしたね。私の実家でもコメを作っていますが、自分の家で食べる分と、親戚に売る分くらいしか作っていないので、コメの流通や価格決めがどのようになされているのか、詳しくは知りませんでした。コメが、生産者から消費者の手にに渡るまで、あんなにたくさんの工程があるとは思いませんでした。

　それから、転作の話もありましたね。我が家の柿畑も、昔は水田だったところがあるようです。補助金を貰ったのかどうかは知りませんが、水田を果樹園（しかも「桃栗３年、柿８年」の柿畑）に作り変えるのは、なんとも根気の要る作業だったことでしょう。でも、そうするしかなかったんだろうなぁ…。実家が農家なので、授業も興味を持って聞くことができます。今週はコメの自由化の話ですね。今週の授業も楽しみにしています。
　食糧管理法については高校のときに習った記憶があります。その中で逆ザヤについても先生がふれていました。政府にとってかなりの負担だったんだろうなぁと思っていましたが赤字が一兆円までに上るとは�そこまでなるまでに食管法改正にいかなかったのはホントにおかしい。そこにも選挙というか、議員の票集めを意図するものがあったというのがまたあきれてしまいます。それにしても日本のコメに対する保護の仕方っていうのはすさまじいものがありますね。コメの輸入自由化の中で、甘やかされてきた日本のコメ農家は生き残れるのでしょうか？うぅん�でもやっぱ自分なら日本米を買うかなぁ笑

授業が残り少ないことが分かってなんていうかさびしい気持ちです!!次こそ早くにメール出します!!
　官僚の思惑が政府の米の買い取り価格にまで影響しているとは思いもよりませんでした。食料不足の時期に逆ザヤが生じても納得が出来ます。しかし、食料不足が緩和してきているのに逆ザヤが生じているのは集票のためだと知って呆れました。
　12月10日の授業出席しました。

　農協はとてつもなく大きい組織だったんですね。そんな組織が存在できる（できた）というところに日本の農業の衰退の一因があるみたいですね。コストが上がっちゃいますから。

　食管制度は戦後の食料が不足しているときにおこなわれたものであり、それを二十世紀終わりまで引きずったから日本の農業（特にコメ作）には元気がない。時代の流れに乗るということは何においても重要みたいですね。
　出席しました
。　食管法は政府を通すにしても間に業者が入りすぎだと思いました。あと米について民間にまかしたら本当に日本だけでは成り立たないのでしょうか？
　１２月１０日の授業に出席しました。

　食管法は、欠点が多く、そのため改正されたいうのだけしっていたので、あまりいいイメージがなく、正直悪法だと思っていました。しかし、今回の授業を受けて、戦中や戦後間もない食糧不足の時代に作られたことや、その作られることになった経緯、そしてその時代においては消費者の為に作られたいい法律だったということを初めて知りました。

　しかし、やはり時代が進むに連れて、生産性が向上し食事も多様化することでコメの供給過剰になっていくのは当たり前だと思うし、そのためにどんどん食管赤字が増えていく中で、一度は改正の方向へ向かったみたいですが、なぜもっと早くこの法律を改正しなかったのだろうと思いました。また、稲作から畑作へ転作する際にでる補助金やその他の奨励金などによってコメを作る農家の人たちだけを二重三重の保護をするのはおかしいと思います。生産調整のためある意味強制的に転作させるのですから、ある程度の保護は大切だと思いますが、授業で先生が仰ってたような保護の仕方は過剰じゃないかと感じました。そしてそれらが官僚、政治家の票集めや利権のためになされていて、そのために国民の税金が使われているのには、腹立たしく思いました。

　また、このコメの保護において、「むら」社会というのも問題の一つであるというのを聞いて、こんなところにも「むら」というのが影響するのかと驚きました。政治家や官僚が悪いというのはテレビなんかにもよく取り上げられていて、自分達のことだけを考えて国政をやっていることがあるというのは前からなんとなくわかっていましたが、以前に習ったようにやはり「むら」というのは政治家や官僚と同じように農業の問題全体に関わってくる問題なんだなとあらためて思いました。
　これは１２月１０日に行われた９回目の講義の出席メールです。

今回の授業で思ったことは、二つあります。

第一は食管法と官僚政治についてです。
食管法が食糧難の時代に消費者のために作られた法律ときいて、この食管法にまつわる話がすっきり理解できたように思います。
官僚政治の問題点として、慣例にとらわれ過ぎるという点があると思います。慣例の、そこにこめられた意味を深く考察することなく、ただ形だけを模倣して満足するといったやり方が官僚政治には多いのではないでしょうか。
この食管法も、はじめこそ消費者のためにつくられたが、それ以降は米の需要が減っても、食管法の意味を考えることなく同じことを続けてきたのだと思います。

第二は政治と選挙の問題です。
自民党が弱体化した時期に農民を優遇する政策をして地方の票をまとめる、このような選挙のためだけの政策は悪政の原因の大きな一要因ではないでしょうか。一見民主主義にかなっているようですが、その裏では国民の税金が逆ザヤの損失の補填に使われているなど、その他の国民には不合理な政策です。ところが税金は国民にとって分かりにくいお金です。そのはっきりしないところにかくれて、票集めのためにすき放題やったのが今の現状につながっているのだと思いました。また、自民党が選挙の際いまだに地方で強いのも少し納得しました。

追伸　
前回は出席しましたが、メールを出し忘れました。
一言だけ感想を述べさせてください。
同じことを30年追い求めているという先生の情熱に感動しました。
同じ情熱を、これだけの長い間持っていられるのは、とてもすごいことだと思いました。
　第９回の講義に出席しました。
ちなみにその前の第８回講義には、登校中に事故に遭い、ケガをしてしまったので病院にて処置を受けたりしていましたので出席することができませんでした。

なんと言いますか、授業欠席した分をHPの講義ノートで補おうとしたのですが、やはり授業に出ないと理解しにくい部分が多いですね。
各論的な要素はなんとなくではありますがHPである程度わかるのですが、結局それらの項目を通して何を主張しているのか、何がその講義の核だったのかということはなかなかわからないものですね。
また、結局は講義の核になる部分を理解していないことに起因すると思うのですが各論的な事項もほとんど知識の中に定着しなかったりもします。
そのことには欠席した次の授業、つまり僕の場合第９回講義を受けた時によく自覚しました。

友人も環境形成基礎論を受講してますので、欠席したら早い段階でそうした友人に話を聞くなどしてフォローアップしておくことが大事なようです。
　１２月１０日の講義に出席しました。

　今回はコメの需給状況の変化に関するメールを送ろうと思います。

　今や日本ではコメだけでなく食糧全般にいえることですが、過剰生産によって余ってしまっています。戦争が行なわれていた時代には食糧は不足していて、だんだん生産量を増やしていったのですが、不足が解消されるどころか１９７０年頃からは、余ってしまうほど生産してしまっています。転作奨励金を出して生産調整を行なうほどです。それでも、外国から莫大な量の食糧を輸入している実態は変わらないし、コメが余ってしまうことの解決には結び付かないのではないかと思います。世界中には飢えで苦しんでいる人がたくさんいるのに、余った食糧を処分している日本…もっと世界に目を向けて、考えを変えていかなければいけないと思います。

　先生が講義の最後におっしゃった、「強い関心を持って、積極的に行動してほしい。」という言葉には非常に共感がもてました。その言葉を自分にも言い聞かせ、考えていけたらと思います。
　家庭でのネット環境が危機に瀕し忙しくて大学でメールを送る時間もとれずついにこんなにぎりぎりになってしまいました。

食管法の話をされてましたね

今まで自分の中に漠然とした不安があったのですがそれが前回の授業で明らかになりました

私は農業に関心がない!!!

私は社会の見方・問題提起のしかた・問題に対して自分の意見を持つために経たアプローチなどに関心があるのです

前回の授業では、あまり勉強になりませんでした。
正直多くの一般教養の中で勉強になるものは限られています。
このような姿勢で授業に臨むことは適切でしょうか？
私は社会の見方を身につけてから社会で何ができるかを見つけようと考えています。
同時に、「己を知る」工程も怠らないようにしたいと考えております

もしよろしければ…
上記のような
目標に適った参考図書を教えていただきたいです。
直前でスイマセン
　今回の授業出席しました。

　減反政策で米を作らなくても補助金がもらえるというのは矛盾してるなあと思いました。それなら米を買い上げるのを止める、または値段を下げるのが妥当だと思います。他の作物に比べ米だけを特別視しすぎた結果がこの状態なのに、まだ続けようとするところに官僚の変化に対する弱さが現れていると思います。
　12月10日の授業出席しました。

今回、というより最近の授業でよく思うのが、一般的には戦前の教育や軍国主義など戦前のことを否定するのに、食料管理制度や農協などで戦前の影響を残しているとは何ともおかしな話だなということです。残すべきところと変えるべきところを見分け、実行するというのは基本的なことであるのに。いろんなしがらみがあるとは思いますが…。

次回で今年の授業も最後ですね。いつも出席メールがギリギリになってしまうので、今年最後の授業こそは返事を頂けるくらいに早めに送りたいと思います。
　第9回出席メールです。

　米と食管法について学びました。食管法は国民の為にあるそうですが、まさにそうあるべきだと思いました。
　戦時下の食糧不足時に制定された食糧管理法が戦後、その必要性が徐々になくなっていきつつも改定されなかったのは、まさに日本農業の歪みだと思いました逆さやによる多大な赤字をつくりながらも、農協の基盤となっていたこの法律を変えれば大勢の職員をリストラしなければならず、そうすれば獲得票が減る、ということは官僚主導型の農業をよく示していると思います。

　ところで食糧管理法は農協がその運営のための基盤としている以外に何か利得はあったのでしょうか?
　まあ国民は安く米を買えるかもしれませんが… そうでなければ赤字を出しながらもこの法律を維持していく意味はないと思うのですそれだけ農業族の集票が大きかったのでしょうか?
　改正に伴う大勢のリストラ職員も、当時はバブル時代なので、いくらでも再就職先はあったとおもうのですが…(まあ40万人はさすがに多すぎるかな)
　この食糧管理法も米輸入の一部自由化による、ということは鎖国時代の開国とイメージが重なります外国の圧力でしか日本は変わらないのかと開国と違うのはそれを推し進める声がなかったということですかね
　出席メールです。
　最近、話が難しくなってきたので、ここらへんでいちど復習しておきたいです。
　農協、ひどいですね。しかし先日、農協が虚偽の儲け話を持ち込まれて、危うく大損するところだった、というニュースを見かけました。自業自得というか…それにしても、僕ら民間には見えないところで色々してるものですね。
　その前回とさらに前々回、出席してたのですが週はじめに体調を崩したりして、メール出しそびれてしまいました……
休講も重なって、メール出すのが一か月ぶりです。すみません。
出席メールの点が少ない分は今週発表のレポートを頑張りたいと思います…。

さて、農協、それと政界官界学界について、
農協の規模の大きさ、食管制度など、色々なことへの理解が深まりました。
あと、米の逆ざやというものについて始めて考えました。

自分は環境問題に興味があり、研究するために理学部をめざすか、総合的に考え環境問題についての考えを広めるため総合人間学部をめざすか、の二択を考えた時、今の時代にすべきなのは後者の気がしていたのですが私は根っからの理系人間でして……あまり向いてないと考え理学部に入ったんです。
そういう考えもあったせいか、思った以上に、先生の授業に関するようなことへの興味が、大学に入ってから減っていた気がします。

あと余談になりますが、
私は浪人時代、勉強して受験に対する能力をあげるよりは、自分の能力を１００％出せる状況を本番に向けてつくろう！
と思って生活してました。勉強時間のため、睡眠時間を削るとかもってのほかと思ってました。眠いと頭働かないので…。
なので、12/3か11/26の授業で先生が「自分の潜在的能力を如何に延ばし活用するか」と言うようなことをおっしゃっていたことに、
なんというか共感を覚えました（笑
大学生というのは一番潜在意識を延ばせる時期と思いますので、精進したいと思います。
　今回の写真ですが、懐かしく見させてもらいました。というのも、僕の高校の学食もシダックスが入っていたからです。といっても、好きではなかったのであまり活用しませんでしたが・・・。シダックスは食品関係だけでなくカラオケもやってたりとかなり手広く事業を行っていると聞いたことがありますが、農業進出まで考えているとは驚きでした。

　先日農協が詐欺にあったというニュースがあって、興味深く思い記事を読んだのですが、「農協は世間知らず。上部組織や行政にまもられ、自分で身を守る方法を知らないので、だまされやすい。」と農協の特徴が挙げられていました。前々回からみている官僚主導型農業構造の構図にみられる官と農協の関係が実際に深くあるからこのような事件が起こるのだと思いました。

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作成日：2004年１２月１５日
修正日：2004年１２月１５日
制作者：柏　久

第9回 出席メール

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