第8回
出席メール
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- 今回の話で一番印象に残ったのは、農協の企業化です。
サラリーマンの家庭で育ったので、農協という言葉を
普段耳にするのは『JA共済〜』とか謳っているCMで、
なんで共済を農業協同組合がやってるんやろ・・??
と子供の頃おもったものです。で、さらに今回の話を
聴いてその他に様ざまな活動を拡大していたとは。
親が農家の家庭と知り合いでして、授業で聴いたことが
本当にそうらしいということをついこの間聴いたので、
なおさら実感が深まりました。
- 早いものでもう8回なんですね!!考えてみればあっという間に11月も終わってそろそろクリスマスという時期になってしまったんですね…
さて、今回の講義では農協経営について詳しく講義をしていただきました。
農協というと経営がうまくいっていないというイメージはありまいたが、赤字の農協が4割とは本当に深刻な問題であると再認識せざるを得ませんでした。
正直なところよく農協が批判されていますが、例えば官僚のように正義感を持って働いていても報われず、代々名のある家庭に生まれ、エリートコースを歩んできた人間の起こす不祥事により官僚は信用できないとさげすまれる人が(もしかしたら)いるかもしれないように、農協で堅実に働いても批判の的となる人がかわいそうになってきました。間違いなく農協で働く人のほうが悲惨でしょう。現に私の親戚が農協で勤めていますが(だから同情してしまうのでしょうが)若いにもかかわらず先が見えないために別の職を探さなければいけない状況と聞きます。品物をほとんど買い取り、両親にまで買ってもらっても全く利益を上げることができないといいます。
悪いのは体制であるはずですが、そこで働かざるを得ない人はその体制に内部でも押しつぶされているのです。
こうなったからには一刻も早く農協経営再建を国が実施しなくてはならないでしょう。農協を立て直すためには農協で働く人の環境を改善しなければ農協そのものが発展することは先ずないのではないでしょうか。
- 農協にも色々種類があったんですね。しかも農家が15人集まれば法律上は農協作れるとは知りませんでした。元は国や県が仕切っているものではないのですね。農協が変化に乏しいのは官僚との癒着に原因があるのでしょうか…
- 12月3日の講義に出席しました。
農協の写真大変によかったです。「なんで写真なんかとってるんだ」と言われてしまうほど頑張って撮られただけはありました。しかし、先生が体を壊してはいけないので無理はせず、ひかえめにしてください。
今回は農協のことについてでしたが、内容のほとんどが歴史のことで難しく感じました。農業をしてる人々にとっては、農協は重要なのかもしれませんが、農業に携わらない人々にとっては身近に感じられないので、ただ農協っていうところがあるというふうにしか感じられないのではないかと思います。官僚主導型農業と言われても特に思い当たるようなことはないのですが、米が余るようになったために行なわれた転作の促進は官僚主導型農業に関係することなのでしょうか?よくわかりません…
- M・ウェーバーによる官僚制の定義によると、官僚制組織は当初こそ大衆の日常的利害関心に支えられて成立するものの、次第に組織の存続自体が自己目的化するそうです。今回の講義を聞いて、農協もこの官僚制が行くところまで行ってしまった組織である、と強く感じました。その原因は、やはり農家と専門知識を持った人との対話が不足していることだと思います。科学の発展とともに農作業一つ一つの意味がわかりにくくなっているために、農家のかたは現状に疑問を投げかけられなくなっているのではないかと思います。
- 今まで農協は、生協のように組合員が出資金を出し合っていっしょに何か(農産物の保管、流通など)をするだけのものだと思っていたので、このように中央から末端まで系統があって、社会の仕組みや政治などにも影響を与えてきたものだということが分かり、驚いています。まだ良く理解しきれていないのですが、背景など複雑なものがあるということは分かりました。ただ、その複雑さに問題が隠されているような気もするのですが。
- 12月3日の出席メールです。
協同組合などたくさんまた私の知らなかったことを知ることができました。先日テレビを見ていて農業についてのことが言われていました。アフリカは昔自給自足の生活を送っていましたが緑の革命(先進国が今までより作物が実る種をアフリカに売りつけた)によって農業の仕組みが変わってしまったんだそうです。今世界で生産される穀物は一年に20億トン生産されていてこれは世界63億人の2倍以上が食べていくのに充分な量ですが先進国はアフリカの貧しい国の4倍の穀物を消費しているんだそうです。一番穀物の輸入が多いのは日本でしかも直接私たちが食べるのはその1/3で2/3は家畜の飼料となっていて外国では肉牛は草を食べるけれど霜降りが喜ばれる日本では肉牛は穀物の餌で育てる(霜降り1kgに対し8kgの穀物を食べる)ということを言っていました。授業で習っていた内容もあったので興味深く聞けました。授業をとっていたのととっていなかったのとでは感じることも違ったなぁと思いました。
次の講義も楽しみにしています。
- むら構造的農業形態と環境破壊、これまで別のものだと考えていましたが、最近互いに関連するものだと分かってきました。むら構造的農業形態の場合、環境のことなど考えず利権で動き行政が硬直化しているため、柔軟な政策がとれなくなります。それにより環境を破壊するような政策を立ててもすぐに改善をすることができません。また常識では考えられないような施策も行われることになります。これが私なりに考えた結論です。
- 12月3日の講義出席しました。
農協の存在意味が薄れてきていると思っていた私ですが、問題は簡単ではなさそうですね。官僚主導がたの農業構造とのことですが、周りを見渡してみるとわが国の制度の何もかもが官僚主導型に見えます。もともとは経済の発展段階における構造ともいえる官僚主導型が残っていることにいろいろな問題の元凶があることは事実のようですね。そこからどう脱却するのか、もしくはこれに続く仕組みはなんなのか(もしくはあるのか)、これがこれからわが国が考えなければならない問題のようです。
- 今回の授業は主に農協の話でしたが、私は農協といったら金融機関のように思っていました。「農」と名前がつくぐらいだから何か農業関係の仕事もしているんだろうとは思ってはいましたが。授業のはじめに見た写真の、農協がガソリンスタンドも経営しているという場面には驚きました。また、農協の体質が戦時中の体制をひきずっている、というのにも驚きました。戦後ならまだしも、戦争中の体制なんて、確かに現状には合いませんね。役に立つこともあるのだとは思いますが、農協の存在意義がよくわからなくなりました。
それから、先生の学生時代の旅で出会った農家の人の話を聞いて、人との出会いは本当に財産だな、と強く感じました。最近の私の日常生活でも、そのように感じたことがあったので、余計に印象に残りました。私も大学生活で得た、また得るであろうさまざまな出会いを大事にしていきたいです。
残り少ない授業を楽しみにしています。
- 今回の講義はイラストが多く、農協の実態がわかりやすかったです。
農協とは農業だけのイメージがあったけど、ガソリンスタンドなどに携わっているという事は驚きでした。
- 12月3日の講義に出席しました。
農協の歴史について知ることができました。先生の学生時代の話でキャベツ作りはギャンブルだと言ったおじさんが出てきましたが、自分の仕事に誇りと生きがいをもってやられていたんだろうなと思いました。講義もあと残すところ数回となりましたが、次回の講義も楽しみにしたいと思います。
- 今回、話の中で企業の農業進出というのがありました。私は企業が農業に参入するのはよいとまではいいませんが時代の流れだと思います。確かに今までの農家が脅かされるというデメリットはあります。しかし、日本全体にとってメリットもあると思います。農地を大きく持つことができ、作業の分業化により合理化することもできます。また土地がないとできない農業を何も持っていない人がすることができ、若い力を農業に入れることもできると思います。
今の日本は農業も変革しなければならない時期に入っていると思います。
- 諸事情により遅くなってしまいましたが、前回は2通ともに返信していただき、本当にありがとうございました。
授業準備もしっかりやりながら毎週50通にも及ぶメールの返信を書くというのは大変なことだと思います。
いつもお疲れ様です。
早く体調が良くなるといいですね。
今回は写真があっていつもより少し嬉しかったです。
夕暮れ時だったのでしょうか?
微妙に陰鬱な雰囲気がいい味を出していると思います。
農協が今でも戦時体制を維持しているということには驚かされました。
実質、農民のためでなくなっている農協が、「むら」の農民にとって「入っていなければならないもの」になっているというのも、なんともおかしな話ですね。
とはいえ、さんざん日本農業を駄目にしてきた癒着構造が崩れ始めているなら、その流れで農協の体制も変わらざるを得なくなりそうだと思います。
より良い方向に変わってくれればいいのですが…
そういえば、例のキャベツ農家の人は確信をついておられたわけですよね。
案外よくあることだと思いますが、専門家でも何でもない、「ただの人」が、専門家ですら気付かない本質を見ているというのはおもしろいと思います。
- 12月3日の授業に出席しました。
今回は主に農協の話でしたね。
私の父は農協(JA)に勤めています。
ですが、私は農協の仕組みをいまいち理解できていなくて、小さい頃から、父に「農協って社長がいるの?お父さんも頑張れば社長になれるの?」と何度も聞いたことがあります。
中学、高校と学習が進み、父の話も理解できるようになり、農協の仕組みが徐々にわかってきましたが、今回の授業で再確認できました。
ただ、3%の手数料(?)が三重にもかかり、結局9%もかかっていることは知りませんでした。
なんだかちょっと理不尽な気もしますが、我が家は兼業農家であり、主に祖母が農業に、父がJAの仕事に従事しているため、どちらの味方になることもできませんが…。
それでは、今週の授業も楽しみにしています。
- 12月3日の授業に出席しました。
元々は民主化のための農協が民主化に逆行するようになった……日本ではこのようなことが多い気がします。本来何かを目的として作られたものが時が経つとともにその時代の流れに追いつけずに全くの無駄そして場合によっては逆効果になってしまう……金持ちにもっとお金を、権力者にもっと権力を集めてしまう……というのは日本ではよくある話です。これも様々なことに官僚が癒着した今の日本の社会構造に原因があるんではないかと最近思うようになりました。
- 私は農業とのつながりがないため、農協がどんなものか知らなくて、農協は組員の農業の何か補助みたいなことをしているとしか認識していませんでしたので、金融事業をしている農協もあることに驚きました 集団意識の強い日本人は農協という集団に入って、抜けられず、発展のない社会を構成しているように思えて残念です しかし、官僚の末端組織化しているということがよく分かりません ピラミッド型になっているのは図から分かるのですが、そのトップの全国連がどうなっているのかが分かりませんでした 次回以降の講義を聞いて勉強しようと思います。
- 前回の農協の話を聞いて、農協は農業の事を考えて活動していると思っていました。しかし、実際、ほとんどの農協は金融業務の事ばかり考えている、という話を聞いて、かなり幻滅しました。農協は農家あってのものだと思うので、もっと農家や農業の事を考えてほしいと思いました。
- 12月3日の講義出ました。
今日は時間がないのでとりあえず出席確認だけ送らせていただきます。
- 金曜4限の環境形成基礎論に出席しました。
今回は農協の目標や歴史など初めて聞いた話で新鮮な話でした。また一番印象に残ったのが、大学などの学会とと政府がもっと親密になっていけばいいなぁという点でした。そうすれば専門的な意見も入ってくるのになぁと思いました。
- 12月3日の講義に出席しました。
農協の歴史について知ることができました。先生の学生時代の話でキャベツ作りはギャンブルだと言ったおじさんが出てきましたが、自分の仕事に誇りと生きがいをもってやられていたんだろうなと思いました。講義もあと残すところ数回となりましたが、次回の講義も楽しみにしたいと思います。
- 今回は、農協について学びました。戦時下の農協は入脱退の自由が無く、国家主義体制に利用するため組織され、今日の系統組織の基礎ができあがりました。とても悲しい事実だと思います。先生のお話の中で、農家は教授と農協の意見は聞くなというものがありましたが、非常に興味深かったです。農協の話を聞くと儲からないというものですが、農協も、ちゃんと農家の事を思って指導するべきだと思います。
- 前回は都合がありどうしても出席できず初めて欠席してしまいました。欠席も連絡してる方が紹介されていたし私も報告いたします。農協のことを次の授業で話すと先生が前々回おっしゃってて気になっていたので次回の授業の頭に少しでも復習してくださるととてもうれしいです。
- 遅れてすみません、出席メール出させていただきます。
前回の講義は農協についてでしたが、僕は、ある程度の連携を保つにしても農家は一企業としての独立性を保つべきだと考えています。
しかし、農業における生産物は人がいきることに直結しているので、農協のような一括買い上げシステムの存在自体は必要だと考えます。
大事なのは、その制度に甘んじることなく、農家一つ一つが能動的に活動していくことではないでしょうか。
- 遅れて申し訳ありません。寝込んでいたもので…
前回は農協の実態について、新しく知ることが多かったのですが、情報量が多すぎたのか頭の回転が追い付きませんでした。プレゼン形式だとやはり少しつらいです。また後程ネットで確認しておきます。以上です。
- 僕は農協に対して農業にかかわっているという点だけからいい物だと思っていました。でも農協が官僚主導型農業の一翼を担っていたり、銀行業務が主だったりと、なんとなく農協に対するイメージが悪くなりました。あと、写真が復活してよかったです。あと気付いたんですけど、先生の体って意外とデリケートなんですね。早く喉を治して下さい。
- 出席メールです。
政界、官界、学界と、農業のつながりって、いつも思いますけどほんと微妙ですね。前3者と後者が上下関係(という風に扱われてしまっている)ということですね。
- 八回目の講義聞かせてもらいました。
前に電車に乗っていて思ったんですが、高速道路や高層マンションは地球の空いているスペースをうまく使ってるんやから、農業も同じように高さを利用したらどうやろうと思いました。人工的に農地スペースを作りどこかから土は持ってきて作物を栽培してはどうだろうと思いました⇔幼稚な考えなんで流してください。だいぶ、先生の推奨する考え、理論がつかめてきました。はっきり言って履修登録の時は農業について興味なかったんです。でも、先生の話を聞くうちに農業に関わる仕事もしてみたいと思うようになりました。あとわずかですが、よろしくお願いします。
- 農協はうちにもよくきます。うちは農家というか売ったりはしていないのですが農協はなくてはならない存在です。今まであまりよくわかりませんでしたがよくわかりました。
- 遅刻してすいません。最近どうも送るのを忘れ気づいたら水曜のことがおおいです。農業に限らずやっぱり国から援助してもらうと破綻していく、というか破綻しているものに金をつぎ込んで事態の悪化をまねくのはよくある話だと思います。よく年金の問題とかで国が絶対年金は払えるとかいっていましたけど、結局年金として集めた金はつかっちゃってて他の理由で集めた金を使って払っているわけじゃないですか?それは払っているとはいえないませんよね。そのへんの頭の悪さというか、金銭的価値観の歪みみたいなものが結局国を悪くしているんだなと思いました。
- ぎりぎりのメールで申し訳ありません。
前回の講義についてですが、とても個人的な意見としてあまり興味をそそられる内容ではなく、少し残念でした。戦前、戦後の農協の仕組みや再建の話は、確かに現在の農協が抱えている問題の原因につながるので大事だとは思います。ですが、ただ歴史をなぞっていても今と昔では状況も違いますし、価値観もずいぶん変わってきていると思うのです。これからどうしていくべきか。農協が経営主義になってしまっていることは確かによくないと僕も思います、癒着問題も国民の食を支える農協にはあってほしくないところです。金儲けのために食べ物を作っているのではない、ということを、是非再認識してほしいものだと、僕は感じます。
講義自体は楽しかったです、また次回も楽しみです。
- メール送るの忘れてました。。遅れてすいません。
今回の授業で印象に残ったのは、農協が農業に関することだけでなく、信用事業、共済事業などもやっているということでした。TVCMにもあるJA共済というのが全国共済農業協同組合連合会という農協を母体とした保険会社であるというのも今更知りました。先生がおっしゃっていたように大中之湖干拓地の農協の店もコンビニみたいだし、農協が企業化しているというのはよくわかりました。農協の大型化により農家との距離が大きくなるなど、現在の農協は本当に農家のためとなっているのでしょうか。また、農協と官の癒着があるように、現在の農協にはマイナス面しか見えてきません。これからの講義で現在の農協の存在意義なども考えていきたいです。
- 私は農家が地元の友人の話を聞き、農業組合に関してあまり良いイメージがありませ
んでした。
その理由は、農協の存在が農家の発展的な経営や環境の変化(簡単に言えば農業のグ
ローバル化と
いった外的な変化)に対して柔軟な変化を妨げているように感じたからです。
先生の話を聞き、農協の多元的な役割を知った反面、現在の農協の問題点も知ること
ができました。
- 第八回講義に出席しました。
うろ覚えですが中学受験の頃、GHQの行った政策のうちに農協の加入脱退の自由化
みたいな事があったのを思い出しました。
当時はこれが何の意味を持つか、どのような背景があったのか等、特に理解もせず覚
えただけでした。
しかし、世界恐慌による米価の著しい低下に始まり、5カ年計画などを経て戦争の元
凶の1つであったことを知りました。
知識だけ覚えて理解してない事が意味がないことだとは思いますが、こうして知識を
得ておいて後追いで理解がくっついていくのも謎が解ける心地で面白いものがあると
思いました。
それはそうと提出時間を過ぎてしまって申し訳ありません。
これで遅れての提出は二回目になります。
たびたびすいませんでした。
- 農協のゆがみの構造がよく理解できました。
- 教官と受講者の、広い意味でのコミュニケーションのシステムとして、出席メールという
手段、およびその運用方法、これはとても巧妙なものだと思っています。
受講者への原初的な動機づけは、出席点を与えるという"餌付け"によって行われる。そし
て、優秀な内容のメールは講義の中で紹介するという、一種の報奨システム。京大生は
総じてプライドが高いので、こういう報奨システムは有効でしょう。結果、真面目に講義を
聞こうとする受講者が増えることになるでしょう。よく練られていると思います。
さて、琵琶湖畔の処理施設の紹介の際に「受益者負担」について述べられていましたが、
それに関して考えたこと。この処理施設の受益者というのは一体誰なのか、と。
これによって琵琶湖の環境が良い方向に保たれるのならば、受益者というのは非常に広範に
わたることになるなあ、と。まあ勿論、タームとして使う「受益者」という言葉は、直接、
かつ第一次的に利益を受けるものを指しているのではありますが。
農業への企業参入には、私はとても期待しています。
いわゆる民間の知恵だとか、競争原理だとか、そういうのが働けば必ず事態は良くなる、と
考えるほどに楽観的な見方はしませんが、企業参入によって一体何が変わり、何が変わらず
に残るのか、期待というよりもむしろ好奇心の眼差しで見てゆきたいと思っています。
- 第八回目の授業(2004/12/03)、出席しました。
今回の講義は農協についてのものでしたが、"40年体制"というのは
よく言ったものだと思います。40年て開戦前年でしょう?僕たちに
とっては最早「歴史」の領域です。その頃の体制をそのままずっと
今まで維持してきたということは、普通に考えておかしいことだと
思います。終戦から60年近くが経とうとしている今、どう考えても
そんな古い「戦時の」組織体制ではガタがくると思うんですが…。
その「ガタ」がいわゆるIT革命であったり、有力農家の農協離脱で
あったりするのでしょうか。
また、旧食管法が戦争の頃に出来たものだとは知りませんでした。
結構古い法律、という認識はあったんですが、まさか配給時代の遺
物だとは夢にも思いませんでした。
農協についてはたまにテレビCMを見るくらいで、農業やってる人に
しか関係ない組織、くらいの認識しかなく、その生い立ちや、実情
について全くと言っていいほど知りませんでした。戦後官からの独
立の機会があったにもかかわらず、それを逃してしまったことや、
「農業協同組合」といいつつ農民のことは無視(?)して銀行業などで
甘い汁吸ってた、ということは今回の授業で初めて知りました。
今回はこれぐらいで。
昨晩まだメールを出していないことに気付き、慌てて書きました。
提出が遅くなってしまい、すみませんでした。
- 体調不良のなか、取材お疲れさまです。自分の地元の農協は写真で見た農協みたいに、売店などはなかったように思いますが、父親が農協で貸し金庫を借りたりしていました。その時は「農協で金庫?農業に関係ないやん。農協って何やってるんやろ?」って思いましたが、前の授業で農協がの仕事や仕組みが何となくわかりました。
- 遅くなって申し訳ありません。12月3日の授業に出席しました。
今まで農協と言えば、テレビやCMでぐらいでしか見たことがなく、農家の人達が
自分達のために作った機関だというイメージしか持っていなかったので、農協を作る
のに行政が介入すると聞いて驚きました。
また、そういうイメージしかなかったので、以前に選挙での組織票が問題になって
いたときに、農協も取り上げられていたので、何でかなと思っていたのですが、全国
連の下に都道府県連があってその下にも単協や組合員というしっかりした構造があ
り、そして、経営再建のために国の力を借りたというのを聞いて、その理由がわかっ
たような気がしました。
- 僕たちが食べている農作物は、決して一つの農家が作っているわけではない。ただ、僕は台風の影響で野菜が不足といったニュースで、インタビューを受けている人を見ても、たった一戸の農家が単独で作っているイメージで見ていたことにこの授業を受けて気がついた。農家が力を合わせて農協を作っていることは当たり前のことなのだが、自分の意識にそういうことがないことに驚いた。きっと心のどこかで、農業を伝統(失われつつあるもの)として、新しいものに比べ軽視してるのだと思う。この授業を通してもっと農業に目を向けたいと、目を向けなければならないと思った。
- 出席メール、遅くなってすいません。12月3日の授業に出席しました。
農協が日本の農業のため、ひいては農家のためにしっかり昨日していない現実を悲しく思います。戦時下においては国の戦争のために、現在は官僚との癒着によって機能している現在の農協の姿は、変わっていかなければならないと思います。それは、近代化の時と同じく、下からの形成ではなく上からの、外発的なものだったから、というためと、日本の中に根付いているむらの考え方によるため、というものがかなり多いのですね。今日のような社会においては、国際的な潮流を考えても、この体質を変えていくのはやはり急務だと思います。
- 農協のシステムについてよく分かりました。同じように組合を作るのならもっと自主的に作れということと受けとめました。確かに現行の農協の仕組は排外的であるし、合理的な機能も果たしていません。発足当時は根強かったであろうムラ構造も今では解体されつつあります。自然な流れとして農協の解散及び再構成は不可避であると僕も思います。国際化の中で、と言えば何でも済んでしまうように聞こえますが、旧式のものの不合理性はどんどん顕わになって行きますね。
僕はこの前からグローバリズムに逆らったことばかり考えて先生の意見を十分に受け止め切れずにいます。その中で遅ればせながら気付いたのですが、僕はどうやら実際に存在するのかしないのかも分からないような郷愁を思考の中に侵入させていたようです。懐かしいあれもこれもなくなってしまうのかそれが時代なのか悲しいなぁ、とノスタルジーに浸りながら、それを守るためにしゃべっていたようです。学問態度としては誤っているのでしょう。だから矛盾が出てくる。「公」ということを身に沁みて感じました。
- 出席しました。
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第9回目表紙
作成日:2004年12月08日
修正日:2004年12月08日
制作者:柏 久