Biochemistry I
Numbering Code | U-SCI00 22607 LJ60 | Year/Term | 2022 ・ Second semester | |
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Number of Credits | 2 | Course Type | Lecture | |
Target Year | 2nd year students or above | Target Student | ||
Language | Japanese | Day/Period | Mon.1 | |
Instructor name |
FUKAI SHUUYA (Graduate School of Science Professor) TAKEDA KAZUKI (Graduate School of Science Associate Professor) |
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Outline and Purpose of the Course | 生物が生命維持に必要な生体内の化学反応のメカニズムを知るために,細胞内ではたらくタンパク質をはじめとする生体分子について,それらの構造をもとにして機能を理解することを目的とする.生体内化学反応のほとんどをつかさどるタンパク質の多くは,ある一定の立体構造を保つことでその機能を発現する.したがって,その構造を知ることは,どのように機能を発現させるかを知る上で非常に重要である.まず,生体高分子を形成するアミノ酸などの基本的単位の構造や性質を学び,さらに複雑なタンパク質やその複合体の構造を理解する.とくに,どのようにして各々のタンパク質の固有の機能が生み出されるのかということを中心に解説する. | |||
Course Goals | 生命の基本単位である細胞ではたらく生体(高)分子の基礎的な知識を習得し,生体内化学反応を担っているタンパク質の機能,その機能に密接に関係するタンパク質の構造について,分子レベルで理解する. | |||
Schedule and Contents |
以下のような課題について,1課題あたり1~3週の授業を行う予定である.講義の進め方については,開始時に大まかな講義予定を示すとともに,適宜指示をして,受講者の予習ができるように配慮する. 1.生体内で働く分子の基礎知識 2.アミノ酸の構造と性質 3.タンパク質の基本構造、折りたたみ 4.タンパク質の構造と機能(リゾチーム,抗体など) 5.生化学的研究法(生体高分子の単離,精製法, 構造解析法など) 6.代謝(解糖,クエン酸回路など) 7.エネルギー生産(呼吸,光合成など) 8.生体高分子の構造についての最近の話題 |
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Course Requirements | None | |||
Study outside of Class (preparation and review) | 教科書章末問題や提供する補助資料に基づき予習ならびに復習をおこなうこと。 | |||
Textbooks | Textbooks/References | Essential 細胞生物学(原書第5版), Bruce Alberts 他(中村桂子・松原謙一/監訳), (南江堂), ISBN:978-4-524-22682-5 | ||
References, etc. | 細胞の分子生物学(第6版), Bruce Alberts 他(中村桂子・松原謙一/監訳), (Newton Press), ISBN:978-4-315-52062-0 |