Introduction to Science of Earth and Planetary Materials

Numbering Code U-SCI00 33545 LJ58 Year/Term 2022 ・ First semester
Number of Credits 2 Course Type Lecture
Target Year 3rd year students or above Target Student
Language Japanese Day/Period Wed.2
Instructor name SHIMOBAYASHI NORIMASA (Graduate School of Science Professor)
KAWAKAMI TETSUO (Graduate School of Science Associate Professor)
Outline and Purpose of the Course 地球・惑星を構成する物質の基本的物性について理解し、その形成プロセスの基礎を学ぶ。宇宙空間に存在する固体物質において、その物性が現れる最小基本単位である鉱物の物理・化学的なふるまい、とくに主要な造岩鉱物の性質や物性、相平衡、相変化について学習する。鉱物の集合体は岩石である。地球型惑星の固体圏は多様な岩石で構成されており、その多様性は45億年に及ぶ地球の営みの中で生じた様々な変動の帰結である。本授業では、地殻とマントルを構成する主要な岩石の性質や産状を概観し、それらの形成プロセスの基礎を学ぶ。さらに、岩石の組織観察や化学組成情報を用いて、固体圏の変動現象を解明する手法を理解する。
Course Goals 地球をはじめとする固体惑星を構成する固体物質に関する基礎知識を得るとともに、それらが形成されるプロセスの基礎について理解する。
Schedule and Contents 1.地球惑星をつくる物質(自然界の階層性と太陽系の元素存在度)(1回)(下林)
2.結晶としての鉱物(結晶学の基礎、結晶化学、固体物性の基礎)(2回)(下林)
3.地球惑星物質の安定性(熱力学の基礎:一成分系、多成分系、相図)(2回)(下林)
4.地球惑星物質の相変化と微細組織(鉱物の欠陥、拡散、相変化の速度論)(2回)(下林)
5.地球上のマグマ形成場、火成岩の分類(1回)(河上)
6.造岩鉱物各論、火成岩の組織、CIPWノルム(1回)(河上)
7.相平衡図の読み方(1.5回)(河上)
8.玄武岩質マグマ成因論(1.5回)(河上)
9.安山岩質~珪長質マグマ成因論(2回)(河上)
Course Requirements 「地球惑星史基礎論」「地球科学表層プロセス基礎論」「地球科学内部プロセス基礎論」を合わせて履修することを強く勧める。
Study outside of Class (preparation and review) プリントが事前配布されている場合には予習すること。それを踏まえた上で、授業後には講義ノートや配布資料を元にして、その要点を復習すること。
Textbooks Textbooks/References 必要に応じてプリントを配布する。
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