Special Lecture on Chemistry 6

Numbering Code U-SCI00 17606 LJ60 Year/Term 2022 ・ Intensive, year-round
Number of Credits 1 Course Type
Target Year 1st year students or above Target Student
Language Japanese Day/Period Intensive
Instructor name NISHIZAWA TOMOHIRO (Part-time Lecturer)
Outline and Purpose of the Course 膜タンパク質は、脂質膜を越えた物質輸送、あるいは情報伝達を行うことで、細胞が適切にはたらくために必須の機能を担っている。膜タンパク質のはたらきを理解するうえでこれらの構造情報は必須ともいえる。膜タンパク質を含む生体高分子の構造解析においてはX線結晶構造解析に加えて、近年目覚ましい技術進展の起きたクライオ電子顕微鏡が用いられるようになっている。本講義では膜タンパク質の構造解析に用いられるこれらの手法の基本的な理論を学習し、さらに様々な膜タンパク質の構造生物化学の理解を深めることを目指す。
Course Goals ・クライオ電子顕微鏡単粒子構造解析、X線結晶構造解析など、膜タンパク質の構造解析技術に関して基本的な理論を理解し、説明できる。
・チャネルやトランスポーターのような膜輸送体の基本的な構造とその機構に関して理解できる。
・Gタンパク質共役型受容体(GPCR)などの膜受容体の基本的な構造とその機構に関して理解できる。
Schedule and Contents ・クライオ電子顕微鏡単粒子構造解析、X線結晶構造解析など、膜タンパク質構造解析技術の基本的な理論を説明する。
・チャネル、トランスポーター、あるいはGPCRに関して歴史的な分子構造と、クライオ電子顕微鏡による「分解能革命」の後に報告された最近の膜タンパク質構造と、構造生物学における研究の進展に関して説明する。
Course Requirements None
Study outside of Class (preparation and review) 特になし
References, etc. 特になし
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