Seminars in Biological Science A

Numbering Code U-SCI00 33760 SJ69 Year/Term 2022 ・ Second semester
Number of Credits 2 Course Type Seminar
Target Year 3rd year students or above Target Student
Language Japanese Day/Period Mon.2
Instructor name (Faculty of Science)
Outline and Purpose of the Course 種々の生物現象について,他の教科から派生した問題や,それらとは独立した新たな問題について,教員と学生の比較的小人数のグループで,密度の高い学習を行う。学習課題は教員・教員群の提示,あるいは学生の希望に基づいて決定する。
Course Goals 選択した課題に対する専門知識を習得する。英語論文など科学的文章の論理・構成を理解し、その内容を他者へ説明できる能力を習得する。また、論文の内容についてお互いに議論し、理解を広げていく能力を養う。
Schedule and Contents 計画されている課題は下記の通りである。開講前に希望する課題を選択すること。フィードバックを含み15回行うが、進行計画は課題毎個別に設ける。

1.細胞分子構造生物学(杤尾、土井、関山) 細胞内で行なわれる様々な情報伝達の分子機構を構造生物学的,細胞生物学的,生理学的視点から理解するために,必要な論文や総説を講読する。

2.分子細胞生物学(中世古) 細胞増殖に関する研究の歴史において重要な論文、あるいは専門書を取り上げ、輪読する。

3.時間生物学(小山、伊藤) 光合成生物の概日時計システムに関する一連の論文を読み,生物の時空間制御の理解を深める。

4.植物細胞の分子生物学(松下、嶋田、岡)植物の環境応答や発生・生理などに関連し,主に遺伝子発現や細胞レベルに重点を置いた論文・総 説を輪読する。

5.植物系統分類学(田村(実)、高山、布施、永益) 主として植物の系統分類学・形態学・解剖学などに関連した分野の手引書・論文・総説の輪読。

6.人類学(中務、中川、中村、森本) 自然人類学・霊長類学・行動生態学・生態人類学に関する重要な論文を講読する。

7.動物の行動(森(哲)) 動物の行動についての重要な論文あるいは専門書を講読する。

8.発生生物学(高橋、佐藤、稲葉) 脊椎動物の発生における細胞分化、組織構築、器官形成、ライブイメージング、遺伝子発現、器官再生、エボデボ、エピジェネティックス、ゲノムインフォマティクスなどに関する代表的な論文や総説を読み、その理解を深めるとともに,最新の知見を議論する。

9.数理生物学(山内、谷内) 生物学特に生態学および進化生物学における数理モデルを用いた研究について重要な文献を取り上げ、論文講読を行う。必要に応じて数学的な説明も補足していく。

10.神経生物学(川口、田中(洋)、井下) 脳・神経系に関する英語教科書および英語論文を輪読する。

11.組織構築の細胞動態(船山) 多細胞生物が3次元形態や模様をどのように作りあげていくかの研究に関する最新の論文を講読する。
Course Requirements None
Study outside of Class (preparation and review) 各課題において、実習の進行状況に合わせて適宜行う。
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