Laboratory Work in Biological Science A

Numbering Code U-SCI00 33762 EJ69 Year/Term 2022 ・ Intensive, First semester
Number of Credits 2 Course Type Practical training
Target Year 3rd year students or above Target Student
Language Japanese Day/Period Intensive
Instructor name (Faculty of Science)
Outline and Purpose of the Course 生物科学の種々の分野について,その分野に精通した教員が実習指導や演習指導を行う。研究の一端を体験することにより,当該分野の基礎的解析法を学び,分野への理解を深める。選択した課題について4週間にわたり実習を行う。
Course Goals 選択した課題に関する基礎的事項を理解し、実施した研究手法を習得する。また、課題に対して自主的に取り組む能力を養う。
Schedule and Contents 以下の課題のうちより1つを選択する。実習の進行計画は課題毎に個別にもうける。

1.時間生物学の解析手法 (小山、伊藤)
 光合成生物の概日時計システムについて,その安定性,制御様式,生理学的役割などを解析・操作する手法を実験と理論両面から習得する。また、生物発光系の応用手法を学ぶ。

2.細胞応答の分子基盤解析法(森(和)、岡田、石川(時))
 分泌系タンパク質の高次構造形成の場である小胞体の機能を維持するために,真核細胞は実にダイナミックな細胞応答を示す。つまり小胞体から核へ情報を伝達して小胞体の恒常性維持に働く遺伝子を転写誘導する。この一連の応答の分子基盤を解析するための分子生物学的,細胞生物学的ならびに生化学的手法を学ぶ。

3.野外調査法(人類)(中川、中村)
 人類学における野外調査の方法に関する基本的な技術を修得する。実際に野猿公園でニホンザルを対象に,研究テーマや研究方法を自ら設定し,データを収集する。得られたデータを分析した結果に討論を加えて発表を行い,履修者全員で質疑応答を行う。最終的にはレポートにして提出する。

4.動物の分類(中野(隆)、岡本)
 動物の系統分類学における基礎的な考えや研究手法を習得する。野外調査で土壌動物(特に小型無脊椎動物)を採集し,得られた標本の形態観察などの結果を総合して分類学的な判断を下すことで, 動物の種分類における一連の研究課程を実践する。
Course Requirements 学生教育災害傷害保険に加入すること。
Study outside of Class (preparation and review) 各課題において、実習の進行状況に合わせて適宜行う。
Textbooks Textbooks/References 3.野外調査法(人類)(中川、中村)では、『野生動物の行動観察法―実践 日本の哺乳類学』(井上英治、中川尚史、南正人著、東京大学出版会、2013年)を使用する。
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