Exercises in Chemistry B

Numbering Code U-SCI00 33632 SJ60 Year/Term 2022 ・ First semester
Number of Credits 2 Course Type Seminar
Target Year 3rd year students or above Target Student
Language Japanese Day/Period Fri.3
Instructor name NISHIMOTO YOSHIO (Graduate School of Science Assistant Professor)
Outline and Purpose of the Course 主に物理化学Ⅱの講義内容に対応する演習である。熱力学、相平衡、統計力学の基本原理について、あらかじめ配布した問題に解答してもらい、それに対する講評および補足説明をおこなう。
Course Goals 熱力学の基本原理と応用、相平衡や化学平衡、統計力学の基本原理についての演習問題を解くことにより、基本的事項を理解する。
毎回のレポート作成、授業での発表により、わかりやすく要領を得た科学的な文章の記述ができるようになる。
Schedule and Contents 以下のような課題について、1課題あたり1~3週の演習をする予定である。
各項目の順序は固定したものではなく、担当者の講義方針と受講者の背景や理解の状況に応じて、講義担当者が適切に決める。
1.気体状態方程式と熱力学の基礎(I)
(van der Waals状態方程式、ビリアル係数、熱力学第一法則、気体のする仕事)
2.熱力学の基礎(II)
(状態関数、エンタルピー、断熱変化、熱容量、Joule-Tomson係数)
3.熱力学の基礎(III)
(第二法則、エントロピー、Carnotサイクル、可逆過程)
4.熱力学の基礎(IV)
(自由エネルギー、Maxwellの関係式、化学ポテンシャル)
5.相平衡
(相図、相律、Clapeyronの式、相転移)
6.気体分子運動論と統計力学の基礎
(気体分子運動論、カノニカル分布、分配関数)
7.統計熱力学
(熱力学関数と分配関数、平衡定数)
8.コンピュータを用いた物理化学
(グラフ、フィッティング、表計算)
Course Requirements 物理化学Ⅱを履修していることが望ましい。
平成22年度以前に物理化学演習Iを履修済みの者はこの科目を履修しても卒業単位とはならない。
平成22年度以前の物理化学演習IIと科目番号が同じであるが、内容が異なる。物理化学演習IIを履修済みの者でも履修できる。
Study outside of Class (preparation and review) 毎回事前に問題を配布するので、各自予習し解答をレポートとして準備しておくこと。第01回の問題は、授業日一週間前を目処にPandAに掲載する予定である。
References, etc. アトキンス物理化学(上)(下), P. W. Atkins, (東京化学同人)
物理化学-分子論的アプローチ-(上)(下), マッカーリ・サイモン, (東京化学同人)
現代物理化学, 寺嶋 正秀、馬場 正昭、松本 吉泰, (化学同人)
新規に購入する必要はありません。
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