Special Study CourseII(Biological Sciences) 5

Numbering Code U-SCI00 45704 GJ70 Year/Term 2022 ・ Intensive, year-round
Number of Credits 12 Course Type graduation research
Target Year 4th year students or above Target Student
Language Japanese Day/Period Intensive
Instructor name NAKAGAWA NAOFUMI (Graduate School of Science Professor)
NAKAMURA MICHIO (Graduate School of Science Associate Professor)
Outline and Purpose of the Course  ヒトを含む霊長類に関する野外研究を実践する。これまでの主な調査対象としては、嵐山の餌付けニホンザル、屋久島(鹿児島県)や金華山島(宮城県)の純野生ニホンザル、京都市動物園のフサオマキザル、ニシゴリラ、チンパンジー、日本モンキーセンターのワオキツネザル、多摩動物園のオランウータン,天王寺動物園のフクロテナガザルなどがある。そのほかヒトを含む霊長類の行動や社会の進化に関して、文献に基づく研究も可能。
Course Goals  予備的な野外調査や文献調査を行うことを通して、研究テーマや仮説を設定し、実行可能な研究計画を立てる。そして本観察を行ってデータ収集し、その後入力解析し、成果を口頭、ならびに論文として発表するという、一連の研究の過程をひととおり経験し完遂すること。
Schedule and Contents  学生個々人の関心を尋ねる面談からはじめ、その後学生自身による予備的な野外調査とデータ整理、文献調査、そして再び面談による学生からの進捗状況報告と教員による指導という一連の過程を繰り返す中で、できる限り学生独自の発想を生かしながら研究計画を具体化させていく。研究計画がかたまったのちも、同様の過程を通じて研究を完成させていく。研究成果は2月の課題研究発表会で口頭にて発表したのち、その後論文として提出する。
Course Requirements  生物学実習A(野外調査法・人類)、生物学セミナーA(人類学)、人類学第一部のうち少なくとも1科目を履修していること、もしくは当該年度に履修予定であること。
 学生教育災害障害保険に加入すること。
Study outside of Class (preparation and review)  定期的に行われる進捗状況を報告する面談に向けて、聞き手がじゅうぶんに理解できるよう、レジュメ、パワーポイント、映像資料など提示の仕方も工夫して準備すること。発表後は、発表時に受けたコメントや答えられなかった質問を早いうちに整理し、今後に生かす努力をすること。
Textbooks Textbooks/References 野生動物の行動観察法:実践 日本の哺乳類学, 井上英治,中川尚史,南正人, (東京大学出版会), ISBN:978-4-13-062223-3, 2013年、3,200円+税、初回の授業までに購入しておくのが望ましいが、初回授業時に著者割(2割引)にて購入できる。
References, etc. 日本のサルー哺乳類学としてのニホンザル研究, 辻大和,中川尚史, (東京大学出版会), ISBN:9784130602334
 面談の際に随時、教示する。
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