Inorganic Chemistry IIA
Numbering Code | U-SCI00 33606 LJ60 | Year/Term | 2022 ・ First semester | |
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Number of Credits | 2 | Course Type | Lecture | |
Target Year | 3rd year students or above | Target Student | ||
Language | Japanese | Day/Period | Fri.1 | |
Instructor name | OKUYAMA HIROSHI (Graduate School of Science Associate Professor) | |||
Outline and Purpose of the Course | 無機化合物の性質や反応は,主に熱力学と反応速度論に基づいて理解することができる.本講義では,酸化還元反応における電位の概念を説明し,熱力学の観点から電位が反応の進行を決定する指標になることを理解する.また,実際にこのような考え方が様々な化学反応に適用できることを示す.さらに固体結晶の電子状態や構造に関する考え方についても概説する. | |||
Course Goals |
1. 酸化還元反応のメカニズムについて理解する。 2. 化学反応の進行について熱力学や電位の観点から理解する。 3. ネルンストの式や平衡定数を通して、反応における濃度や圧力の効果を理解する。 3. 固体の構造と電子状態について理解する。 4. 逆格子について理解する。 |
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Schedule and Contents |
以下のような課題について,1課題あたり2~4週の授業を行う予定であるが,受講者の背景や理解の状況に応じて,講義担当者が適切に決める。講義の進め方については適宜,指示をして,受講者の予習ができるように十分に配慮する。 1.酸化還元反応-基礎(電池,水素電極,標準還元電位,ネルンストの式) 2.酸化還元反応-応用(プールベ図,エリンガム図,イオンの安定性) 3.イオン性結晶(イオン結晶の種類, 限界半径比, Born-Landeの式) 4.典型元素の性質 4.金属結晶(強束縛モデル, 自由電子モデル, エネルギーバンド) 5.逆格子(逆格子の定義と例, X線回折の原理, エワルト球, ラウエ法と粉末法) |
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Course Requirements | None | |||
Study outside of Class (preparation and review) | 授業の前に前回の内容について復習しておくこと。 | |||
Textbooks | Textbooks/References | 授業で用いる資料を配布します。 | ||
References, etc. |
大学の化学I, メイアン, (廣川書店) 無機化学(上), シュライバー・アトキンス, (東京化学同人) 固体物理学入門(上), キッテル, (丸善) |