Scientific English (Physics)

Numbering Code U-SCI00 33235 LE57 Year/Term 2022 ・ First semester
Number of Credits 2 Course Type Lecture
Target Year 3rd year students or above Target Student
Language English Day/Period Tue.4
Instructor name WENDELL,Roger (Graduate School of Science Associate Professor)
Outline and Purpose of the Course グローバル化が加速する中で、物理学の学習においても、国際共通語である英語で情報の受発信ができる能力獲得の重要性がますます高まっている。日本では日本語でも専門的内容を学習できる環境にあるため、先端研究に従事する専門分野教員が、物理学専門分野での日本語も活かしながら「英語でも学ぶ専門教育」を行うことが有効である。本授業ではこの観点に立って、物理学で用いられる英語について、作文力を高めるための文法・表現法を系統的に学ぶとともに、物理学の教材を用いて聴解能力の向上をめざした実習を行い、エッセイやプレゼンの構成を学んで英作文実習も行う。
Course Goals ・物理学で用いる基本的な用語や記述・表現法を英語で習得する。
・数式の読み方を含む科学英語の基本的な口述・発音を習得する。
・英語での科学的プレゼン方法を習得する。
・英語での物理学講義の聴き取り・ノート取りを経験する。
・科学的題材の英語エッセイの基本的文章構造を実習を通じて習得する。
・留学試験TOEFL(Test of English as a Foreign Language)やGRE(Graduate Record Examination)の概要を体験する。
Schedule and Contents 15回の授業(フィードバックを含む)は、毎回、主に以下の内容をバランスよく組み合わせて構成する。 それに加えて、期末試験を1回行う。

(1)配布物に沿って、物理学で用いられる英語の記述・表現法を学ぶ。毎週の講義内容を復習するための小テスト(Quiz)を10回程度行う。
(2)数式の読み方について録音を利用して学ぶ。
(3)ファインマンによる講義の録音や現代物理学者によるオンライン講義などを用いて、聴き取り・ノート取りの練習を行う。
(4)最近の物理科学の話題を教材として、表現法を学ぶ。原子力発電、Higgs粒子、高温超伝導、重力波、ニュートリノ振動、トポロジカル物質など。
(5)エッセイとプレゼンの基本的構成を復習し、科学英語のエッセイ課題について実習を行う。
(6)留学試験TOEFL(Test of English as a Foreign Language)やGRE(Graduate Record Examination)について、HPも利用して概要を体験する。類似の形式の物理科学関係の練習問題を用いて中間試験を行う。

 その他、留学経験者や留学生をゲストに招き、体験談やアドバイスを聞く。

授業の流れと紹介する内容は以下の通りになる。
     1回目:授業紹介、語学(英語)の勉強方法
  2から4回目:科学論文の構成と図表、数式について説明
  5から7回目:名詞・代名詞, 動詞
  8から9回目:形容詞・副詞・比較級
10から12回目:動名詞・分詞, 前置詞, 冠詞
13から14回目:文のつなぎ方, 修辞法
    15回目:フィードバック
Course Requirements 本科目は物理の専門科目であり、外国語科目としての単位は認定できない。2回生や4回生の受講も歓迎する。2回生までの物理学の基礎知識は仮定するが、英語能力は初級から上級まで、なるべく幅広いレベルの学生に対応できるよう、講義内容を工夫する。「授業計画と内容」からは大変そうな印象も持つかもしれないが、恐れずに受講してほしい。
Study outside of Class (preparation and review) 毎回の講義内容の復習・小テストの準備、英語エッセイ作文
References, etc. 初回の授業において、参考書の紹介を行う。

講義で取り上げるファインマン教科書の内容は公開されている:
https://www.feynmanlectures.caltech.edu/

(と https://www.feynmanlectures.info/)
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