Advanced Mineralogy

Numbering Code U-SCI00 44512 LJ58 Year/Term 2022 ・ First semester
Number of Credits 2 Course Type Lecture
Target Year 4th year students or above Target Student
Language Japanese Day/Period Thu.2
Instructor name SHIMOBAYASHI NORIMASA (Graduate School of Science Professor)
IGAMI YOHEI (Graduate School of Science Assistant Professor)
MIYAKE AKIRA (Graduate School of Science Associate Professor)
Outline and Purpose of the Course 地球や惑星を構成する固体物質(岩石や隕石など)は、通常は複数種からなる鉱物の集合体である。このような、岩石を構成する鉱物種のことを造岩鉱物と呼び、固体地球惑星科学を物質科学的見地から研究・学習する上で重要な基本物質である。またこのような鉱物の一部は太陽系だけでなく宇宙空間にも宇宙塵として普遍的に存在し、その形成過程や条件を議論することができる。このような鉱物の相変態や結晶成長の基礎理論および、それらの現象によって形成される組織の形成過程やその解析法についての理解を深める。
Course Goals 鉱物の形成過程や条件を議論するための基礎的なプロセスや解析法を理解する。
Schedule and Contents 造岩鉱物に共通する性質の理解を深めるため、以下の項目に関して担当を決めて数週ずつかけて教科書(例えば、A. Putnis 著「Introduction to Mineral Sciences」 Cambridge University Press)や最新の研究論文等を講読する。ただし、授業の形式や進め方、どの項目によりウェイトを置くか、どの教科書を用いるかなどに関しては、最初の授業時に受講生ら全員で話し合って決定する。
   ◆  結晶の対称性(3回)
   ◆  結晶による回折作用(1~2回)
   ◆  造岩鉱物の観察・解析手法(2回)
   ◆  おもな鉱物の結晶構造・結晶化学(2回)
   ◆  鉱物における格子欠陥(1~2回)
   ◆  鉱物の熱力学(3回)
   ◆  鉱物の相変態と微細組織(2回)
テーマの内容によって三宅もしくは伊神、下林が担当する。
Course Requirements 「鉱物学」「鉱物科学実験」「地質調査法・分析法」で学んだ事例を具体的に盛り込みながら学習することになるので、これらを履修していることが望ましい。
Study outside of Class (preparation and review) 輪講発表の有無に関わらず、次回の授業で購読する部分について、予習しておくこと。
References, etc. 必要があれば、その都度に指示あるいは資料を配布する。
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