Molecular Signalings in Biological Systems

Numbering Code U-SCI00 33710 LJ68 Year/Term 2022 ・ First semester
Number of Credits 2 Course Type Lecture
Target Year 3rd year students or above Target Student
Language Japanese Day/Period Fri.1
Instructor name IMAMOTO YASUSHI (Graduate School of Science Associate Professor)
YAMASHITA TAKAHIRO (Graduate School of Science Senior Lecturer)
Outline and Purpose of the Course 生体内において情報変換に関与するタンパク質の構造・機能連関について、動物の視覚系や微生物の光走性をモデルとして講述する。具体的には、物理的・化学的手法を駆使することにより明らかにされたタンパク質分子(主に受容体と伝達・調節タンパク質)の機能発現メカニズムを、原子・アミノ酸残基のレベルから講述する。特に、視覚系についてはGタンパク質共役型受容体ファミリーとの関連について述べる。また、ファミリーを形成するタンパク質分子が分子進化の過程で獲得した機能多様性について、光受容体を例にして解説する。さらに、モデル動物を用いた分子機能解析についても講述する。
Course Goals 本講義を履修することによって、生体におけるさまざまな情報変換の分子メカニズムを理解し、種々の生命現象を論理的に理解する能力を養う。
Schedule and Contents 各授業日に、以下の課題について解説する。()内は予定担当教員である。

 1.イントロダクション(今元)
 2.視覚に関与するタンパク質(今元)
 3.視覚の分子生理学的基礎(今元)
 4.微生物の光受容タンパク質(今元)
 5.微生物の光情報変換(今元)
 6.光化学・分光学の基礎(今元)
 7.タンパク質の反応解析法(今元)
 8.視物質の光反応過程(今元)
 9.視物質の分類と吸収波長(今元)
 10.光受容タンパク質の応用と光遺伝学(今元)
 11.網膜の情報処理と視細胞内での光情報変換(山下)
 12.シグナル伝達モチーフのマウスモデルによる解析(山下)
 13.桿体視物質と錐体視物質の違い(山下)
 14.Gタンパク質共役型受容体への展開(山下)
 15.フィードバック(今元・山下)
Course Requirements 分子レベルの生物学および化学の基礎的な考え方を習得していることが望ましい。
Study outside of Class (preparation and review) 次の講義の概略を授業計画に沿って説明するので、講義中に紹介した参考書などに目を通してくることが推奨される。また、行われた講義内容を理解し、場合によっては参考書などでより深く理解することが望まれる。
Textbooks Textbooks/References 随時、講義プリントを配布する。
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