Immunobiology
Numbering Code | U-SCI00 33722 LJ68 | Year/Term | 2022 ・ First semester | |
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Number of Credits | 2 | Course Type | Lecture | |
Target Year | 3rd year students or above | Target Student | ||
Language | Japanese | Day/Period | Fri.3 | |
Instructor name | TAKAHARA KAZUHIKO (Graduate School of Biostudies Associate Professor) | |||
Outline and Purpose of the Course | 種々の感染からからだを護り、その恒常性の維持に働く免疫応答は、生物が生きていく上で非常に大切な機構である。自己と非自己をいかに識別しているかがその基本概念であり、恒常性維持機構の乱れが、花粉症などのアレルギーや癌、自己免疫病などを引き起こすことになる。本講義では、免疫応答に関わる組織、細胞、分子、遺伝子等の基礎的概念を理解し、巧妙な制御機構を考える。 | |||
Course Goals | 生体防御に関与する諸要素(組織、細胞、分子、遺伝子等)を知り、それらの相互作用を通じた免疫応答の制御機構を理解する。 | |||
Schedule and Contents |
第1週: オリエンテーション(免疫学研究の歴史と基礎概念) 第2-3週: 免疫系細胞の構成と自然免疫応答(パターン認識受容体、補体を含む) 第4-5週: 抗原認識の基礎とリンパ球抗原レセプターの多様性と発現 第6-7週: 抗原の提示機構(抗原プロセッシングと関連分子) 第8週: 抗原レセプターを介したリンパ球の活性化 第9週: Bリンパ球、Tリンパ球の発生と分化 第10週: 適応免疫応答(細胞性免疫と液性免疫) 第11-13週: 免疫応答と免疫寛容 第14週: 適応免疫応答のダイナミックスと制御(免疫記憶を含む) 第15週: フィードバック 学習の理解度に応じて、変更される場合がある。 |
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Course Requirements | None | |||
Study outside of Class (preparation and review) | 事前に資料を配付するので、予め目を通してくること。また、講義毎に行う小テストについては回答例を次回に配付するので、復習に役立てること。 | |||
Textbooks | Textbooks/References | 毎回、資料を配付する。 | ||
References, etc. |
免疫生物学(原書第9版), 笹月 健彦、 吉開 泰信訳, (南江堂), ISBN:ISBN 978-4524251155, 免疫学全般を網羅した教科書の訳本。比較的高度な内容。 「免疫学最新イラストレイテッド(改訂第2版)」, 小安重夫編集, (羊土社), ISBN:SIBN978-4-7581-2001-2 , 近年の免疫研究のトピックスを分かりやすく解説している 免疫学ー基礎と臨床ー, 稲葉 カヨ 訳, (東京化学同人), ISBN:978-4-8079-0835-6 |