Analysis II
Numbering Code | U-SCI00 33145 LJ55 | Year/Term | 2022 ・ Second semester |
---|---|---|---|
Number of Credits | 4 | Course Type | Lecture |
Target Year | 3rd year students or above | Target Student | |
Language | Japanese | Day/Period | Fri.2・3 |
Instructor name | TSUTSUI YOHEI (Graduate School of Science Associate Professor) | ||
Outline and Purpose of the Course |
解析学Iにおける測度論、ルベーグ積分論に引き続き、現代解析学の基礎を成すフーリエ級数、フーリエ変換、超関数の理論について講義する。これらは函数解析、微分方程式、確率論などの解析学のすべての分野で必須となる基礎知識である。 |
||
Course Goals | フーリエ級数、フーリエ変換、超関数の理論の入門的事項を理解し、それらの運用能力を身に着ける。 | ||
Schedule and Contents |
下記の項目について講義と演習を行う。原則として、2限に講義、3限に演習を行う。 授業回数は15回(フィードバックも含む)。 1.函数空間(3~4週) Banach 空間・Hilbert 空間の定義、L^p 空間とその性質 2.Fourier 級数(3~4週) Fourier 級数の定義、Fourier 級数の収束(一様収束、Cesaro総和法、L^2収束)、Gibbs 現象、Fourier 級数の応用 3.Fourier 変換(3~4週) Fourier 変換の定義、L^1, L^2のFourier変換、Riemann-Lebesgueの定理、反転公式、 急減少函数の空間、Plancherelの定理、合成積の性質、Fourier 変換の応用(偏微分方程式) 4.超函数(3~4週) 超函数の概念、緩増加超函数、超函数のFourier変換、超函数の応用(偏微分方程式) |
||
Course Requirements | 解析学Iを履修しておくことが望ましい。微分積分学・線型代数学・集合と位相などの基礎知識を仮定する。 | ||
Study outside of Class (preparation and review) | 十分な時間をかけて復習すること。 | ||
References, etc. |
新・フーリエ解析と関数解析学, 新井仁之, (培風館), ISBN:456301141X フーリエ解析入門, スタイン・シャカルチ, (日本評論社), ISBN:4535608911 実関数とフーリエ解析, 高橋陽一郎, (岩波書店), ISBN:4007305366 実解析入門, 猪狩惺, (岩波書店), ISBN:4000054449 シュワルツ超関数入門, 垣田高夫, (日本評論社), ISBN:4535601267 |