Biomolecular Science
Numbering Code | U-SCI00 22712 LJ69 | Year/Term | 2022 ・ First semester | |
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Number of Credits | 2 | Course Type | Lecture | |
Target Year | 2nd year students or above | Target Student | ||
Language | Japanese | Day/Period | Mon.3 | |
Instructor name |
TOCHIO HIDEHITO (Graduate School of Science Professor) KAWAGUCHI SHINYA (Graduate School of Science Professor) |
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Outline and Purpose of the Course | 生物の活動を担う生体分子群の構造や化学的な性質、相互作用の様式を学び、生命現象の根底にある仕組みを理解する。まず、生体を構成する主要な分子群を紹介し、それらの基本的特徴を解説する。次いでタンパク質、DNAの立体構造の特徴と、その基盤となる化学的原理を概説する。また、脂質分子の化学的性質と生体膜の特徴を解説する。以上の知識に基づいて、細胞による情報処理や、生命現象を担う生体分子の働きを議論する。 | |||
Course Goals |
1.アミノ酸、脂肪酸、糖、核酸など、低分子量の生体分子の化学構造、化学的性質についての知識の獲得。 2.タンパク質、DNA、RNA、糖鎖など、生体高分子の立体構造、化学的な性質に関する知識の獲得。 3.生体分子の相互作用や分子認識を自由エネルギーの概念に立脚して議論できる。 4.細胞を形成する生体膜の構造と機能に関する知識の獲得。 5.以上の知識に基づいて、細胞が行う情報処理の仕組みを議論できる。 |
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Schedule and Contents |
以下のテーマについて、各章あたり1~2回、全15回(フィードバックを含む)の授業を行う予定である。 1章 生体を構成する分子群 (杤尾) 2章 生体分子の構造・機能を制御する力(杤尾) 3章 生体分子間相互作用と自由エネルギー(杤尾) 4章 タンパク質、DNA、RNAの立体構造構築原理(杤尾) 5章 脂質分子の構造・性質と生体膜(川口) 6章 膜タンパク質による情報検知(川口) 7章 細胞内の情報伝達機構(川口・杤尾) 8章 生体分子の研究方法(杤尾) |
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Course Requirements | None | |||
Study outside of Class (preparation and review) |
予習:シラバス、或いは前回の講義での予告に基づき、当該回の講義内容について、予備知識を得ておくこと。 復習:各回の講義内容を確認すること。また、講義内容では概説にとどまった部分について、関係図書を調査し知識を深めること。 |
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Textbooks | Textbooks/References | 適宜、プリントを配布する。 | ||
References, etc. |
The Molecules of Life: Physical and Chemical Principles , John Kuriyan et al., (Garland Science), ISBN:0815341881 生化学 第8版, ストライヤー, (東京化学同人), ISBN:4807909290 生化学 第4版, ヴォート, (東京化学同人), ISBN:4807908073 |
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Related URL |
http://mb.biophys.kyoto-u.ac.jp/ http://www.nb.biophys.kyoto-u.ac.jp/main.html |