Observational Geophysics Laboratory A

Numbering Code U-SCI00 22406 SJ58 Year/Term 2022 ・ Intensive, First semester
Number of Credits 2 Course Type Seminar
Target Year 2nd year students or above Target Student
Language Japanese Day/Period Intensive
Instructor name MIYAZAKI SHINICHI (Graduate School of Science Professor)
OOKURA TAKAHIRO (Graduate School of Science Professor)
SAITOU AKINORI (Graduate School of Science Associate Professor)
KAZAMA TAKAHITO (Graduate School of Science Assistant Professor)
UTSUGI MITSURU (Graduate School of Science Assistant Professor)
YOKOO AKIHIKO (Graduate School of Science Associate Professor)
HARADA (Graduate School of Science Assistant Professor)
TAKATOSHI SAKAZAKI (Graduate School of Science Associate Professor)
Outline and Purpose of the Course フィールドから情報を得ることは,地球惑星科学の研究における最も重要な柱の一つである。本科目では,壮大な地熱現象地域である阿蘇・別府地域において,そこでのマグマ等熱的活動やカルデラ地形に起因する諸現象を観察する。また,様々な地球物理学的アプローチを用いた観測を実際に行うことで,自然に対する感覚を高める。超高層から固体地球にいたる現象を同一フィールドで観測することにより,地球での活動をシームレスに捉える感覚を得ることを目指す。
Course Goals (1) 阿蘇山を観察することで,地球が生きていることを実感し,観測の重要性を認識することができる。(阿蘇山の活動状況等により実施できないこともある。)
(2) 実際の観測施設を見学することで,どのような観測が必要か,理解できる。
(3) 自ら観測を行いデータを解析することで,観測がもたらす情報を,その限界(誤差など)を認識しつつ,解釈することができる。
Schedule and Contents 本科目は,夏季休暇中(8~9月)に熊本県南阿蘇村の地球熱学研究施設・火山研究センターおよびその周辺において3泊4日で集中して行う。

1.実習の事前説明【7月中旬~下旬のいずれか1日の昼休み1時間程度】
 理学部キャンパスにおいて実習の事前説明を行う。

2.観測原理の説明【90分程度】
 演習で実施する観測の原理や観測される物理量に関して解説を行う。

3.観測実習【1日半】
 「測る」をキーワードに,下記の中から,受講生の希望や天候等の状況に応じて2~3項目を実施する。なお,実習の内容は受講者数等の状況に応じて変更することがある。
 (1)超高層を測る:電波による流星観測
 (2)大気を測る:パイロットバルーンによる風速測定
 (3)大地を測る:GPSによる測位

4.阿蘇山観察と観測施設等の見学【半日】

5.データ解析【1日】
 (1)データ解析の解説
 (2)観測で取得したデータの解析

6.実習レポートの作成【実習中~実習後】
  データ解析の結果および結果に関する考察をレポート形式にまとめる。
Course Requirements 必須ではないが,前期開講の「観測地球物理学」を履修することを強く推奨する。
Study outside of Class (preparation and review) 予習・復習は特に必要ない。実習に参加するにあたり,十分に体調を整えておくこと。
Textbooks Textbooks/References こちらで実習テキストを準備する。
References, etc. 現地資料を適宜追加するとともに,講義中に紹介する。
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