Observational Geophysics
Numbering Code | U-SCI00 22405 LJ58 | Year/Term | 2022 ・ First semester | |
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Number of Credits | 2 | Course Type | Lecture | |
Target Year | 2nd year students or above | Target Student | ||
Language | Japanese | Day/Period | Wed.2 | |
Instructor name |
SAITOU AKINORI (Graduate School of Science Associate Professor) SHIGE SHOUICHI (Graduate School of Science Associate Professor) YOSHIKAWA YUTAKA (Graduate School of Science Professor) YOKOO AKIHIKO (Graduate School of Science Associate Professor) |
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Outline and Purpose of the Course | 地球物理学においては,現象を特徴づけるパラメータを観測・記録し,それを解析することによって,実証的に研究を進めるのが基本である。本授業では,地球物理学の分野における測定・観測・記録システムのハードウェアを中心に,基礎的な概念や観測手法の原理・応用などを実例に基づいて,地上における固体地球物理学的観測,地球大気・海洋に関する様々な観測,地球電磁気学的観測などについて講述する。 | |||
Course Goals | 地球物理学で用いられる観測手法について、1.近地球宇宙空間の測定、2.大気・海洋の観測、3.固体地球および火山の観測、の3つの領域について、その観測原理及び実際の観測、得られたデータについて基礎的な事項を理解し、新しい観測手法を考えるための能力を養う。 | |||
Schedule and Contents |
地球物理学の分野では,研究対象に応じて,異なる観測手法が用いられるが,斬新な発想に基づく測定器を開発したり,従来の測定器に改良を加え,機器の性能を高めることによって,これまで数多くの重要な発見がなされ,研究が進展してきた。新しい測定器を開発するにあたっては,これまでの測定器に関する知識が,その基礎となり,技術的な飛躍を生むきっかけを与えることが期待される。本授業では,そのための基本的な知識を習得することを目標とする。次の内容について進捗状況により各項目を5回程度ずつ講義をする。 1.近地球宇宙空間の測定(電波と光による遠隔観測とロケット・人工衛星による直接観測)(齊藤) 2.大気・海洋の観測(地上・海上および衛星搭載センサによる観測)(重・吉川) 3.固体地球および火山の観測(測地学,地震学,電磁気学,熱学的アプローチを用いて)(横尾) 講義の進め方については、適宜指示をして受講者の予習ができるにように配慮する。 |
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Course Requirements | 特に設けないが,夏期に集中的に実施される観測地球物理学演習A,Bとあわせて受講することを推奨する。 | |||
Study outside of Class (preparation and review) | 配布資料及び参考書を用いて、授業内容の予習及び復習を行うことが望ましい。 | |||
Textbooks | Textbooks/References | 特に指定しない。必要な資料は授業中に配布する。 | ||
References, etc. |
岩波講座地球惑星科学(4)地球の観測, 平朝彦…他11名, (岩波書店) 光と電波―電磁波に学ぶ自然との対話, 徳丸仁, (森北出版株式会社) 宇宙システム入門―ロケット・人工衛星の運動, 冨田信之, (東京大学出版) 宇宙工学シリーズ(9)宇宙からのリモートセンシング, 岡本謙一監修, (コロナ社) 海洋観測入門, 柳哲雄, (恒星社厚生閣) 火山学 (現代地球科学入門シリーズ) , 吉田 武義、西村 太志、中村 美千彦, (共立出版) |