分析化学IV(臨床分析学)【H30以降入学者用】
Numbering Code | U-PHA00 3C109 LJ86 | Year/Term | 2022 ・ First semester | |
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Number of Credits | 2 | Course Type | Lecture | |
Target Year | 3rd year students or above | Target Student | ||
Language | Japanese | Day/Period | Fri.2 | |
Instructor name |
ONO MASAHIRO (Graduate School of Pharmaceutical Sciences Professor) Hiroyuki Watanabe (Graduate School of Pharmaceutical Sciences Senior Lecturer) |
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Outline and Purpose of the Course | 臨床やライフサイエンス領域で利用されている、生体の形態、機能の解析法を講述する。すなわち、画像による形態、機能の診断法の概要とそれに用いる医薬品(造影剤、放射性医薬品)、また、酵素反応や免疫反応などの生化学的反応を用いる生体試料中の生理活性物質の高感度定量分析法(臨床化学分析)の原理と応用について学ぶ。 | |||
Course Goals |
1.代表的な画像診断技術について、それぞれの技術の原理、特徴について説明できる。 2.画像診断法に用いられる医薬品について説明できる。 3.臨床分析化学の概要について説明できる。 4.酵素反応、免疫反応などを用いる、生体試料中の生理活性物質の高感度定量分析法の原理と特徴について説明できる。 5.代表的な画像診断、臨床化学分析法の臨床およびライフサイエンス領域への応用性について説明できる。 |
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Schedule and Contents |
1.生体の形態と機能の解析法 ・臨床で用いられる、生体の形態と機能の解析法 2.画像診断法とそれに用いられる医薬品 ・核医学検査法、それに用いられる放射性医薬品 ・代表的な治療用放射性医薬品の分子設計、特徴、用途 ・放射性医薬品の管理・取扱いに関する基準と制度 ・放射性医薬品の品質管理、安全取扱 ・X線撮像法とX線造影剤 ・磁気共鳴画像撮影法(MRI) とMRI造影剤 ・超音波診断法、その他の画像診断技術 3.臨床化学分析 ・臨床分析化学の概要、精度管理、生体試料の取扱 ・酵素を用いた代表的な分析法の原理と特徴 ・酵素を用いた分析法の代表例 ・免疫反応を用いた代表的な分析法の原理と特徴 ・免疫反応を用いた分析の代表例 ・センサー、ドライケミストリー、その他の臨床分析技術 ・画像診断薬以外の代表的なインビボ機能検査薬 |
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Evaluation Methods and Policy | 定期試験。画像診断技術とそれに用いる医薬品、生化学的反応を用いる生理活性物質の高感度定量分析法とその臨床領域への応用について論述できるかが問われる。 | |||
Course Requirements |
本科目の学修には基礎的な放射化学の知識を前提としており、分析化学II(放射化学)をすでに履修していることが条件となる。 |
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Study outside of Class (preparation and review) | 事前に配布するプリントを一読し、疑問点等を整理しておくこと。また、必要に応じ、参考書なども利用して、講義内容について理解を深め、知識の定着を図ること。 | |||
Textbooks | Textbooks/References | プリント | ||
References, etc. |
『新 放射化学・放射性医薬品学』 (南江堂) 『薬学生のための臨床化学』 (南江堂) |