有機化学III【H30以降入学者用】
Numbering Code | U-PHA00 3C005 LJ86 | Year/Term | 2022 ・ First semester | |
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Number of Credits | 2 | Course Type | Lecture | |
Target Year | 2nd & 3rd year students | Target Student | ||
Language | Japanese | Day/Period | Wed.2 | |
Instructor name | OHMIYA HIROHISA (Institute for Chemical Research Professor) | |||
Outline and Purpose of the Course | 立体化学、触媒反応、不斉合成、エノラート化学、酸化ー還元をテーマに有機反応が起こる仕組みと必然性を一貫したルールに基づいて講述する。電子の移動を図示して反応機構を説明できること、分子の配座を図示して反応の立体化学を説明・予測できること、さらに進んで、軌道相互作用による反応性の理解を目標とする。 | |||
Course Goals |
以下の項目について、具体例をあげ、図示して説明できることを目標とする。 (1)分子のキラリティーと配座 (2)速度論支配反応と熱力学支配反応 (3)置換反応、脱離反応、付加反応、およびカルボニル化合物への付加反応の立体化学 (4)エノラートの生成法、エノラートを中間体とする合成反応 (5)アルドール反応の立体化学 (6)不斉合成法の原理 (7)キラル触媒を用いる不斉合成法 (8)代表的な還元反応、および酸化反応 (9)還元反応の立体化学 (10)アノマー効果 (11)Lewis酸触媒反応 (12)Lewis塩基触媒反応 (13)求核触媒反応 (14)速度論的分割 (15)ペリ環状反応 |
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Schedule and Contents |
(1)分子のキラリティーと配座 (2)速度論支配と熱力学支配 (3)置換反応、脱離反応、付加反応の立体化学 (4)カルボニル化合物への付加反応の立体化学、Cram則、Felkin-Anh モデル (5)エノラートの生成法、エノラートを中間体とする合成反応 (6)エノラートを用いるアルドール反応とその立体化学 (7)不斉合成法の原理と具体例 (8)キラル触媒を用いる不斉合成法 (9)代表的な還元反応 (10)代表的な酸化反応 (11)アノマー効果 (12)Lewis酸-Lewis塩基触媒反応 (13)求核触媒反応 (14)速度論的分割 (15)ペリ環状反応 |
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Evaluation Methods and Policy | 定期試験100% | |||
Course Requirements | 本科目の学修には基礎的な有機化学の知識を前提としており、基礎有機化学I、IIおよび有機化学I、IIを既に履修していることが望まれる。 | |||
Study outside of Class (preparation and review) | 疑問点は、授業中や授業後に質問してください。また、メール (ohmiya at scl.kyoto-u.ac.jp) での質問も受けつけます。 | |||
Textbooks | Textbooks/References |
マクマリー有機化学 生体反応へのアプローチ, J. McMurry 著、柴崎正勝ら監訳, (東京化学同人) 分子模型セット, , (丸善「HGS立体化学分子模型4010学生用セット」がお勧めです。他のメーカーの分子模型でも構いません。) プリントを配付する。 |
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References, etc. |
最新有機合成法, G.S.ツヴァイフェルら著、檜山為次郎訳, (化学同人) ウオーレン有機化学 上・下, Calydenら著、野依良治ら監訳, (東京化学同人) |