有機化学II【H30以降入学者用】

Numbering Code U-PHA00 2C012 LJ86 Year/Term 2022 ・ Second semester
Number of Credits 2 Course Type Lecture
Target Year 2nd & 3rd year students Target Student
Language Japanese Day/Period Fri.2
Instructor name TAKASU KIYOSEI (Graduate School of Pharmaceutical Sciences Professor)
Outline and Purpose of the Course 有機化学(アドバンス)
基礎有機化学I, IIおよび有機化学Iは、大学有機化学の基礎編に相当します。本講義では、これまでに得た知識を復習するとともに各論を統合し、より深い有機化学の世界に導きます。また、物理化学や生化学、衛生化学、薬剤学などの他教科との学問との接点についても適宜解説し、有機化学が薬学の中でどのような位置づけにあるかも講義する予定です。すなわち、医薬品化学や生命化学に関連した有機化学のトピックを時折紹介することを特徴とします。

これまで経験した授業から、「有機化学は暗記の学問ではない」ことを強く感じたと思います。また、これまで習った内容などのかなりの部分を忘れていたり、理解できていないと感じることもあると思います。まだ間に合います! 予習や復習などでバックアップできると思います。一緒に頑張りましょう。
Course Goals 有機化学反応機構を電子論的に説明できる。
基本的なペリ環状反応および有機金属反応を列挙できる。
有機化学の諸事項を統合的に理解する。
補酵素を列挙し、その有機化学的な役割を説明できる。
薬学の諸学問との有機化学の関係を紐付けることができる。
Schedule and Contents 1.有機反応の反応機構の復習(1週)
2.アミンおよび複素環の化学(2週)
3.分子軌道論に基づくペリ環状反応(3週)
4.生命有機化学(補酵素、生合成の化学)(3週)
5.代表的な分子変換反応(酸化・還元など)(3週)
6.まとめ:なぜその反応が起きるのか(2週)
7.フィードバック
Evaluation Methods and Policy 定期試験(筆記)60点、レポート(期間中3~4回)30点、平常点評価(毎講義後のミニッツペーパー提出)10点により評価する。
定期試験は原則として期末試験のみを行うが、必要に応じ中間試験を行う場合もある。中間試験を行う場合は、1か月以上前に予告する。
レポートおよびミニッツペーパーはPandAで実施する。
Course Requirements 基礎有機化学I,IIおよび有機化学Iを学修した者、もしくはそれに同等以上の素養がある者のが受講することが望ましい。ここまでで、有機化学につまづいた気分になっている者も受講可。
Study outside of Class (preparation and review) 詳細は初回講義で説明します。
有機化学は積み重ねの学問であるため、予習もしくは復習は大変効果的です。中長期的なスケジュールを立てて、無理のない量を行うことが肝要です。
Textbooks Textbooks/References 随時プリントを配布して授業資料とする。
References, etc. マクマリー有機化学 生体反応へのアプローチ, J. McMurry著、柴崎正勝ら監訳, (東京化学同人), 有機化学1までに用いた教科書を前提として、授業を展開します。
ウォーレン有機化学, , (東京化学同人)
分子模型セット, 「HGS立体化学分子模型4010学生用セット」がお勧めです。他メーカーの分子模型で構いません。
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