地域医療薬学2
Numbering Code | U-PHA12 3B310 LJ86 | Year/Term | 2022 ・ First semester | |
---|---|---|---|---|
Number of Credits | 2 | Course Type | lecture and seminar | |
Target Year | 4th year students or above | Target Student | ||
Language | Japanese | Day/Period | ||
Instructor name |
YAMASHITA FUMIYOSHI (Graduate School of Pharmaceutical Sciences Professor) TSUDA MASAHIRO (Graduate School of Pharmaceutical Sciences Senior Lecturer) SO KANAKO (Graduate School of Pharmaceutical Sciences Assistant Professor) |
|||
Outline and Purpose of the Course | 超高齢社会を迎えた日本の医療現場では在宅医療などの必要性が増している。また、医薬分業の進展により薬剤師の職能は様々に変化している。本授業では、医療施設間の連携やプライマリケア、セルフメディケーションについてグループ討議を通して自らが主体的に考え意見を述べる能力を養う。また、代表的症候を提示し、患者背景、既往歴および薬歴、客観的所見、患者の訴え、諸検査の結果および処方内容、経過、利用可能な社会資源などから、薬学的管理の課題分析を実施し、その対応についてグループ討議を行う。これらの活動を通して、医療の担い手として地域医療に参画し地域で活躍できる薬剤師に求められる基本的知識とそれらを活用するための基本的態度を修得する。 | |||
Course Goals |
1.地域医療における他職種、他施設および行政との連携の重要性を認識し、薬剤師の果たすべき役割を自覚する。 2.要指導医薬品・一般用医薬品及びセルフメディケーションに関する基本的知識を修得し、これらを適切に活用する基本的技能、態度を身につける。 3.代表的な症候を示す症例の薬学的管理に関する課題を様々な視点から分析しその対応策を立案できる。 4.自身および他者の意見を論理的に整理・統合し、プレゼンテーションする能力を身につける。 |
|||
Schedule and Contents |
1.地域におけるチーム医療(1):地域の保健、医療、福祉に関わる職種とその連携体制およびその意義 2.地域におけるチーム医療(2):地域における医療機関と薬局薬剤師の連携(討議) 3.地域におけるチーム医療(3):地域から求められる医療提供施設、福祉施設及び行政との連携(討議) 4.セルフメディケーション(1):プライマリケア、セルフメディケーションの重要性および代表的疾患・症候に使用する要指導医薬品・一般用医薬品(討議) 5.セルフメディケーション(2):代表的な症候を示す来局者に関する適切な情報収集、疾患の推測および受診勧奨を含む適切な対応(討議、ロールプレイ) 6.セルフメディケーション(3):代表的な症候に対する薬局製剤、要指導医薬品、一般用医薬品の取り扱いと説明(討議、ロールプレイ) 7.薬物療法の最適化(1):長期療養に付随する合併症とその薬物療法(討議) 8.症例検討(1):代表的な症候を示す症例(1)の提示、課題分析、対応(討議) 9.症例検討(2):代表的な症候を示す症例(1)について、課題と対応の発表 10.症例検討(3):代表的な症候を示す症例(2)の提示、課題分析、対応(討議) 11.症例検討(4):代表的な症候を示す症例(2)について、課題と対応の発表 12.症例検討(5):代表的な症候を示す症例(3)の提示、課題分析、対応(討議) 13.症例検討(6):代表的な症候を示す症例(3)について、課題と対応の発表 14.症例検討(7):代表的な症候を示す症例(4)の提示、課題分析、対応(討議) 15.症例検討(8):代表的な症候を示す症例(4)について、課題と対応の発表 |
|||
Evaluation Methods and Policy | 平常点(授業への出席およびその態度、60点)、課題レポート(40点)により評価する。授業態度とは、討論や討議への参加の程度、意見の斬新さや説得力によって評価する。課題レポートでは、課題内容に対する理解度、文章の表現力や論理性によって評価する。 | |||
Course Requirements | None | |||
Study outside of Class (preparation and review) | 事前に配布される資料を読み、授業でその内容についての報告や討議ができるように準備すること。また、適宜、授業内容に関するレポートが課され、これに基づいて成績評価がなされるので注意すること。 | |||
Textbooks | Textbooks/References | 授業中にプリントを配布する。 | ||
References, etc. | スタンダード薬学シリーズⅡ-1 「薬学総論Ⅱ 薬学と社会」 , 日本薬学会 編, (東京化学同人) | |||
Courses delivered by Instructors with Practical Work Experience |
分類: A course with practical content delivered by instructors with practical work experience Details of Instructors’ Practical Work Experience: 該当教員:津田真弘、実務経験:京都大学医学部附属病院(薬剤師) 該当教員:宗可奈子、実務経験:京都大学医学部附属病院(薬剤師) Details of Practical Classes Delivered: 薬剤師としての勤務経験を活かし、地域医療における薬剤師の役割やセルフメディケーションに関する講義・演習、症例検討などを行う。 |