生物化学1(物質生化学)
Numbering Code | U-PHA00 2A201 LJ86 | Year/Term | 2022 ・ Second semester | |
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Number of Credits | 2 | Course Type | Lecture | |
Target Year | 2nd year students or above | Target Student | ||
Language | Japanese | Day/Period | Thu.1 | |
Instructor name | KAKIZAWA SHO (Graduate School of Pharmaceutical Sciences Associate Professor) | |||
Outline and Purpose of the Course | 生化学とは化学的手段により生命現象を解明する学問である。生体がどんな物質から成り立っているか、それらの物質がいかに合成され分解されるか、これらの物質がどのような性質を持ち、生体の中でどのような機能を営んでいるかを究明する学問である。本講義では、生化学の基本概念および主要な生体成分の性質について講述する。 | |||
Course Goals |
1. 生命現象を担う分子の構造、性質、役割に関する基本的事項が説明できる。 2.本講義を履修後、さらに薬学専門実習4の生物化学実習Ⅰを履修することで、酵素の反応速度論と阻害機構について説明できるようになるとともに、実際の測定結果に基づいて考察し判断できるようになる。 |
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Schedule and Contents |
1.生体物質化学の基礎(導入講義) 2.水の物理化学的特性と生体における役割 3.アミノ酸の特徴ならびにペプチド・タンパク質との関係 4.タンパク質の高次構造と機能の関連 5.タンパク質とリガンドの相互作用の生物学的意義 6.酵素の作用機構と自由エネルギー 7.酵素の反応速度論と阻害機構 8.単糖の分類と構造 9. グルコシド結合と二糖・多糖類の構造・生体における役割 10.ヌクレオチドの分類と構造 11 核酸の構造と機能 12.脂質の構造と物理化学的性質 13.生体膜の構造・物理化学的性質と生体膜を横切る物質輸送 14.生体エネルギーの産生と生化学的反応間の共役 15.まとめ |
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Evaluation Methods and Policy | 定期試験(筆記)の成績で評価する。到達目標に記した生命現象を担う分子の構造、性質、役割に関する基本的事項の理解と応用力が評価対象となる。 | |||
Course Requirements | None | |||
Study outside of Class (preparation and review) | 講義ノート及び授業資料等を活用した復習により、講義内容のより深い理解と知識の定着をはかること。 | |||
Textbooks | Textbooks/References | レーニンジャーの新生化学: 生化学と分子生物学の基本原理 (第7版) 上巻・下巻, ネルソン、コックス, (廣川書店), 最新版は第7版であるが、第6版を購入済みであれば、そちらを参照しても構わない。 |