天然物薬学1(天然物化学)
Numbering Code | U-PHA00 2A006 LJ86 | Year/Term | 2022 ・ First semester | |
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Number of Credits | 2 | Course Type | Lecture | |
Target Year | 2nd year students or above | Target Student | ||
Language | Japanese | Day/Period | Wed.1 | |
Instructor name | HATTORI AKIRA (Graduate School of Pharmaceutical Sciences Associate Professor) | |||
Outline and Purpose of the Course | 生体に存在する有機化合物の構造ならびに化学的性質を学び、生体内で起こる有機化学反応を理解するための基礎を習得する。また、微生物などが産生し、医薬品として利用されている天然有機化合物について、その化学構造と作用機序を結び付けて理解する。 | |||
Course Goals |
生体分子の化学構造ならびに化学的性質に基づいて生体内反応を説明できる。 抗生物質を化学構造に基づいて分類し、それらの作用機序を説明できる。 抗菌薬に対する耐性の獲得機構や副作用の発現機構を化学的に説明できる。 |
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Schedule and Contents |
(1)単糖、多糖の化学構造[ブルース 21章] (2)アミノ酸の化学構造および化学的性質[ブルース 22章] (3)タンパク質の構造を規定する化学結合および相互作用[ブルース 22章] (4)核酸の化学構造および化学的性質[ブルース 26章] (5)補酵素の化学構造および代謝の化学反応[ブルース 24、25章] (6)酵素触媒反応[ブルース 23章] (7)生体膜を構成する脂質の化学構造[ブルース 16章] (8)微生物薬品化学総論 (9)細胞壁の合成を標的とする抗生物質(Ⅰ) (10)細胞壁の合成を標的とする抗生物質(Ⅱ) (11)細胞膜を標的とする抗生物質 (12)タンパク質合成を標的とする抗生物質 (13)核酸合成を標的とする抗生物質 (14)抗生物質に対する耐性の獲得機構 (15)抗生物質の体内動態、副作用、薬物間相互作用 |
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Evaluation Methods and Policy |
定期試験100% ただし、定期試験をオンラインで実施する必要が生じた場合は、評価要素に平常点(ノート点など)やレポート点を組み込む可能性がある。 具体例:2020年度 定期試験(オンライン試験)40%、ノート点30%、レポート30% |
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Course Requirements | None | |||
Study outside of Class (preparation and review) |
生体分子の項は、複数の講義でも取り扱う内容である。そのため、連関を持たせて理解するように復習すること。 抗生物質の作用機序の理解においては、その化学構造の基本骨格と標的とを結びつけるように復習をすること。 |
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Textbooks | Textbooks/References |
ブルース有機化学 第7版 下, , (化学同人), ISBN:978-4-7598-1585-6 化学療法学, , (南江堂), ISBN:978-4-524-40248-9 講義時にプリントを配布する。 |
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References, etc. |
微生物学 改訂第6版, , (南江堂) 細胞の分子生物学 第6版, , (ニュートンプレス), ISBN:978-4-315-52062-0 マクマリー 有機化学-生体反応へのアプローチ-, , (東京化学同人), ISBN:9784807906918 マクマリー有機化学(下) 第9版, , (東京化学同人), ISBN:9784807909148 |