精神機能作業療法学

Numbering Code U-MED28 37231 LJ25 Year/Term 2022 ・ The first half of first semester
Number of Credits 1 Course Type Lecture
Target Year 3rd year students or above Target Student
Language Japanese Day/Period Tue.3
Instructor name INADOMI HIROYUKI (Graduate School of Medicine Professor)
Outline and Purpose of the Course この講義では、講義と精神科医療施設を通して、精神疾患の臨床像の適切な理解、および評価手法の選択と評価情報の要約、さらに対象者に必要なニーズを満たすための目標設定と作業療法計画ができるための知識と手段を身につける。精神科リハビリテーションにおける精神機能作業療法の役割と、精神機能作業療法における作業活動の用い方、および集団と場のもつ治療効果を説明できる。
Course Goals ①精神機能作業療法を実践するための必要な基礎知識を説明できる
②精神機能作業療法で実施される治療、訓練、援助の手段と方法を説明できる
③精神機能作業療法の評価を実施するための必要な基礎的な知識を身につける。
Schedule and Contents 第 1回(4/12)  精神機能障害領域の作業療法で対象にする主な精神疾患(統合失調症スペクトラム、抑うつ障害群、双極性障害群、不安障害/不安症、強迫性障害/強迫症、物質関連障害、パーソナリティ障害群、摂食障害群、解離性障害/解離症群など)に関する精神症状と認知機能障害、および生活障害を理解するとともに、精神機能作業療法の実施に応じた回復段階を説明できる
第 2回(4/19)  精神機能作業療法で用いる作業活動と集団のもつ治療効果を説明できる
第 3回(4/26)  精神機能作業療法の実践(1):評価の流れと評価項目を説明できる
第 4回(5/10)  精神機能作業療法の実践(2):評価情報の整理と記載について説明できる
第 5回(5/17)  精神機能作業療法の実践(3):評価結果の要約と問題点の抽出・絞り込み・焦点化に関する考え方を理解できる
第 6回(5/24)  精神機能作業療法の実践(4):問題点を改善できる精神機能作業療法プログラムを立案するときの考え方を理解できる
第 7回(5/31)  精神機能作業療法における記録と報告について
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試験

※第2~7回では精神科医療施設における演習が含まれている。
Evaluation Methods and Policy 授業で課すレポート(25%)、小テスト(25%)、定期試験(50%)にて評定をする。
課題には作業療法実施に伴う知識の運用や思考過程に関するグループ討議があるので積極的な参加や討議への関与の仕方についても評価する。
Course Requirements 配当学年により指定される通り。科目責任教員の承認により受講できる場合がある。
Study outside of Class (preparation and review) ○ 心理学、臨床心理学、精神医学、作業療法学などの知識が必要ですので、準備学習を行ってください。
○ 人間存在のあり方について、自らの意見を持ってください。
○ 教科書と配付プリントを用いて復習と予習を行ってください。
Textbooks Textbooks/References 精神疾患の理解と精神科作業療法 第3版, 朝田隆、中島直、堀田英樹, (中央法規), ISBN:9784805859803
生活を支援する 精神障害作業療法 第2版, 香山明美・小林正義・鶴見隆彦, (医歯薬出版), ISBN:9784263219331
統合失調症 (岩波新書 新赤版 1801), 村井俊哉, (岩波書店), ISBN:9784004318019
担当教員からの配付資料
Courses delivered by Instructors with Practical Work Experience 分類:

A certificate-bearing course that includes practical classes related to the certificate.
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