医用電子工学

Numbering Code U-MED29 38002 LJ72
U-MED29 38002 LJ25
Year/Term 2022 ・ Second semester
Number of Credits 2 Course Type Lecture
Target Year 2nd year students or above Target Student
Language Japanese Day/Period Tue.3
Instructor name SHIINA TSUYOSHI (Part-time Lecturer)
Outline and Purpose of the Course 近年の医療の高度化はエレクトロニクスを基礎とした医用工学技術の発展によるものである。すな わち、生体からの種々の信号を電気信号に変換するトランスジューサーの開発、生体へ音(超音波) ・電磁波(X線・光・ラジオ波)などを照射し得られる生体内の画像による診断、手術機器の小型 化などである。この講義では医用工学に関わりが深いエレクトロニクスの基礎を解説する。生体情 報の収集・電送・記録を含む検査・診断装置の種類・原理への理解を深める。被験者・患者に対す る安全対策とその原理を修得する。
Course Goals 生体の電気特性およびセンサや診断装置の原理と正しい使い方を理解することで、検査・診断に必 要な生体情報を正確かつ安全に得ることが可能になる。
Schedule and Contents 第 1,2回 10月4,11日 医用生体工学の概要、電気・電子素子の基礎1:受動素子と交流回路
第 3,4回 10月18日,25日 電気・電子素子の基礎2:能動素子(ダイオード、トランジスタ、FET)
第 5回 11月 8日 電子回路の基礎1:電源回路、増幅回路
第 6回 11月15日 電子回路の基礎2:オペアンプ回路(反転・非反転増幅回路)
第 7回 11月29日 電子回路の基礎3:フィルタ、変調と復調
第 8回 12月 6日 デジタル回路の基礎
第 9回 12月13日 順序回路とフリップフロップ
第10回 12月20日 生体からの情報収集1:生体電気信号と生体用電極
第11回 12月27日 生体からの情報収集2:医用センサーとトランスデューサ
第12回 1月 4日 生理用計測機器:心電計、脳波計など
第13回 1月17日 医用画像診断機器:CT、超音波、MRI、PETなど
第14回 1月24日 安全対策:電流と生体反応、器機の電気的安全、病院設備上の安全対策
第15回 1月31日(予定)期末試験およびフィードバック
Evaluation Methods and Policy 評価方法:期末試験(筆記)、小テスト、授業への参加状況

評価方針:到達目標について、スクールライフに記載の人間健康科学科の成績評価の方針に従って評価する。
Course Requirements 履修が望まれる科目:全学共通科目の初修物理学A・Bまたは物理学基礎論A・B
Study outside of Class (preparation and review) 授業に配布した講義資料をもとに、次の講義までに前回の内容を復習する。
Textbooks Textbooks/References 随時、プリントを配布
References, etc. 医用工学概論, 新編臨床検査講座11 , (医歯薬出版)
検査機器総論, 新編・臨床検査講座10 , (医歯薬出版株式会社)
医用工学概論, 日本生体医工学会 監修, (コロナ社)
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