医用イメージング概論

Numbering Code U-MED29 38001 LJ89
U-MED29 38001 LJ88
U-MED29 38001 LJ25
Year/Term 2022 ・ The first half of second semester
Number of Credits 2 Course Type Lecture
Target Year 2nd year students or above Target Student
Language Japanese Day/Period Mon.1・Wed.2
Instructor name SUGIMOTO NAOZOU (Graduate School of Medicine Professor)
ISHIZU KOUICHI (Graduate School of Medicine Associate Professor)
NAKAMURA MITSUHIRO (Graduate School of Medicine Associate Professor)
HARAGUCHI RYO (Part-time Lecturer)
Outline and Purpose of the Course 医用イメージング技術は近年著しい進歩を見せ,医療診断や生命科学の領域においての重要性がますます高まっている.本講義においては,そのような各種イメージング技術について概説する.体内の様子が観測できる断層像が得られる装置としてX線CTや磁気を用いるMRIが有名であるが,他にも異なる原理で体内の様子を画像化できる様々な装置が実用化されている.本講義ではCTとMRIに加え,超音波診断装置,光イメージング装置,PETやSPECTなど放射性同位元素を用いる装置をとりあげ、その撮像原理,画像の再構成や信号処理に関する理論,得られる画像の性質などについて,実際の画像データを見せながら説明する.
各イメージング原理を直感的に把握し必要なときに応用のきくかたちで大づかみにすることを共通目標とする.数学や物理学の知識が豊富な人向けに数式を用いた説明も付加的におこなう.
Course Goals 代表的なイメージング装置におけるデータ取得原理とハードウェア構成についての基礎知識を修得し,また,断層像再構成理論の基礎を直感的に把握する.更に,これらの画像が医療や生命科学の領域においてどのように利用されているかを知る.必要なときにこれらの知識を応用できることを目指す.
Schedule and Contents 以下のような課題について,それぞれ1回から2回程度の授業を行う予定である.

1.様々な医療用イメージング装置 (杉本) 10/3
2.臨床診断と医用画像 (石津) 10/5, 12
3.X線CT(数学・工学の基礎を含む)(杉本)10/17, 24
4.MRI (杉本) 10/26, 31
5.超音波イメージング (杉本) 11/2
6.核医学CT(PET/SPECT)(杉本) 11/7, 9
7.放射線治療におけるイメージング(中村) 11/14
8.コンピュータによる診断の支援 (杉本・原口)11/16
9.レポート課題に関する補足説明(杉本) ondemand式online
(解剖体祭・11月祭で回数が足りないため)
10.フィードバック (杉本)

当該年度の日程都合などにより順序や回数を変更することがある.
フィードバック方法については後日連絡する.
Evaluation Methods and Policy 期末レポートにより評価する.
・1/3以上欠席した場合は単位を認めない.
・与えられた課題以上に独自の工夫や追加が見られる場合には加点する.
・評価はSCHOOLLIFE記載の評価方針により行う.
Course Requirements None
Study outside of Class (preparation and review) CTやMRIなどの医用イメージング機器については,書籍を始めマスコミやTVドラマなどでも取り上げられることも多く,よく知っているつもりになっているかもしれない.しかし,生きた人間のからだの中が見えることの不思議について少し掘り下げて自分なりに考えておいてもらえると,講義内容により興味が持て学習効果があがるものと期待できる.

講義中では余裕のある人向けに数式を用いた説明も行なう.事前に(あるいは事後に)簡単な積分や三角関数,複素数,物理現象としては波動について確認しておくとよい.
Textbooks Textbooks/References 資料を配布する.不完全なものを配布するので,授業時間中に各自で補うこと.
References, etc. 必要に応じて講義中で紹介,もしくはリストを配布する.
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