5131007 Philosophy
Numbering Code | U-LET01 35131 LJ34 | Year/Term | 2022 ・ First semester |
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Number of Credits | 2 | Course Type | special lecture |
Target Year | Target Student | ||
Language | Japanese | Day/Period | Wed.5 |
Instructor name | ONISHI TAKURO (Graduate School of Letters Program-Specific Associate Professor) | ||
Outline and Purpose of the Course | 数学の証明は古来より哲学者の興味の的となってきた。とはいえ、証明の何がそんなに興味深いのだろうか。本講義では、ハッキング『数学はなぜ哲学の問題になるのか』を横におきつつ、さまざまな観点から証明について考えてみたい。その中でも、19世紀後半から急速に発展した「数学の証明を分析する数学」としての論理学がもたらした見方の変化に注目して話を進める。 | ||
Course Goals | 哲学の主要分野のひとつである数学の哲学についての基本的な知識を身につける。ある主題について哲学的に考えるにあたって、どの程度その主題にかんする知識を習得し、どのような距離感とともに考察するのかという感覚を身につける。 | ||
Schedule and Contents |
以下は取り上げるトピックの暫定的なリストであり、受講者からの希望があればある程度変更も可能である。 1. 導入:数学はなぜ哲学の問題になるのか 2. 推論のパラドクス 3. フレーゲの論理主義(1) 4. フレーゲの論理主義(2) 5. フレーゲの論理主義(3) 6. ヒルベルトの形式主義(1) 7. ヒルベルトの形式主義(2) 8. ライプニッツとデカルト 9. デカルト 10.ライプニッツ 11.証明の機械化 12.将棋AIと機械カニバリズム 13.古代ギリシアの認知歴史学 14.計算する生命 15.総括 |
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Evaluation Methods and Policy | 毎回のコメントペーパー、数回の課題と、学期末のレポートで評価する。 | ||
Course Requirements | 論理学・数学についての知識はとくに前提しないが、全学共通科目ないし哲学演習Iで論理学を履修しているのが望ましい。 | ||
Study outside of Class (preparation and review) | 数回の課題を通じて文献を読み進め、期末レポートに仕上げるというプロセスを想定している。授業の内容に固執せず、自分なりの興味を発展させてほしい。 | ||
References, etc. | 数学はなぜ哲学の問題になるのか, イアン・ハッキング, (森北出版、2017年) |