Numbering Code		Year/Term	2022 ・ First semester
Number of Credits	2	Course Type	Lecture
Target Year		Target Student
Language	Japanese	Day/Period	Fri.2
Instructor name	KODAMA SATOSHI (Graduate School of Letters Professor)
Outline and Purpose of the Course	本講義の目的は、現代社会における倫理的問題について哲学的に考える仕方を受講者に身につけてもらうことである。本講義では、哲学的に考えるために重要な概念や理論をある程度は紹介しているが、それは知識を身につけるためではなく、倫理的な問題を哲学的に考える仕方を学ぶためである。本講義は『実践・倫理学』を主たるテキストとして、死刑や安楽死といった問題を取り上げて、講義とディスカッションを行う。
Course Goals	規範倫理学における諸理論や重要な諸概念について基本的な知識を習得する。また、それを基に、現代社会の問題について批判的に検討する力を身に付ける。
Schedule and Contents	第一回 倫理学について 第二回 死刑の是非(1)賛成論 第三回 死刑の是非(2)反対論 第四回 嘘をつくこと 第五回 自殺と安楽死(1)賛成論 第六回 自殺と安楽死(2)反対論 第七回 喫煙 第八回 ベジタリアニズム(1)賛成論 第九回 ベジタリアニズム(2)反対論 第十回 善いことをする義務(1)許容と義務 第十一回 善いことをする義務(2)超義務 第十二回 善い行いをする動機 第十三回 津波てんでんこ 第十四回 法と道徳 第十五回 全体のまとめとディスカッション
Evaluation Methods and Policy	授業中の報告または課題回答(7割)と期末レポート(3割)。
Course Requirements	None
Study outside of Class (preparation and review)	前の週に指定した文献を読んでくること。
Textbooks	Textbooks/References	実践・倫理学, 児玉聡, (勁草書房, 2020), ISBN:9784326154630, 毎回、講義で扱う章を事前に読んでくることが求められる。 指定した教科書について、授業中に指示した章を読んでくること。 また、授業でわからないことについては授業中、あるいはPandAなどを利用して積極的に質問することを期待する。
References, etc.	入門・倫理学, 赤林朗・児玉聡, (勁草書房, 2018), ISBN:4326102659, 倫理学の全体像を知りたい受講生に勧める。