8944013 Media and Culture Studies

Numbering Code U-LET37 38944 SJ36 Year/Term 2022 ・ Second semester
Number of Credits 2 Course Type Seminar
Target Year Target Student
Language Japanese Day/Period Mon.2
Instructor name ISHIKAWA YOSHIHIRO (Institute for Research in Humanities Professor)
Outline and Purpose of the Course 中国共産党は結党100周年にあたる2021年に、党の歩みを振り返る文書を決議として採択した。これは同党の歴史上、歴史について出された三つ目の決議ということになる。この授業では以前の二つの歴史決議の起草・採択の経緯をおさえた上で、三つ目の決議の起草・制定の経過を探り、どのような内容と目的を持っていたかを明らかにする。三つの決議を比較・検討し、決議を制定することで、現政権が何を求めようとしているのかを分析する。
Course Goals 中国共産党の基本的文献である歴史決議を精読することによって、単に中に書かれていることの概要を知るだけでなく、それら歴史事象と党の時々の党の活動(政治運動)がどのような関係にあったかを知ることができるだろう。歴史決議というそれ自体が歴史文書である文献の精読を通じて、歴史とその歴史への評価・認識の両者を重層的に把握することができるようにする。
Schedule and Contents 1-2回 基礎的事項のイントロダクションと中国共産党党史の基本的図書・資料の解説をし、授業全般へのオリエンテーションを行う。受講生の顔ぶれを見ながら、担当すべき箇所を割り振る。
3回 1945年に採択された「若干の歴史問題に関する決議」の概要を紹介する。
4回 1981年に採択された「建国以来の党の若干の歴史問題に関する決議」の概要を紹介する。
5-12回 2021年に採択された「党の百年にわたる奮闘による大きな成果と歴史的経験に関する決議」をテキストとして、受講生がそれぞれに割り当てられた決議の中から興味を感じた部分について順番に報告を行い、討議を行う。
13-14回 三つの決議それぞれの特徴とその違いについて総合的に討議を行う。
15回 フィードバック。
Evaluation Methods and Policy 平常点(50点)と期末レポート(50点)の総合的評価による。
Course Requirements 決議文自体は日本語に翻訳されているが、配布される関連資料の中には中国語資料も多く、また報告準備の過程で中国語資料を使うこともあるので、中国語の基礎を身につけていることが望ましい。
Study outside of Class (preparation and review) 決議文に書かれている歴史事象について、受講生の中で担当を決め、順番に発表をしてもらいますので、その担当がある場合はかなり時間をとって報告の準備をする必要があります。
Textbooks Textbooks/References 授業中に適宜指示します。
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