5731020 Aesthetics and Art History
Numbering Code | U-LET09 35731 LJ34 | Year/Term | 2022 ・ First semester |
---|---|---|---|
Number of Credits | 2 | Course Type | special lecture |
Target Year | Target Student | ||
Language | Japanese | Day/Period | Mon.4 |
Instructor name | MATSUNAGA SINJI (Graduate School of Letters Associate Professor) | ||
Outline and Purpose of the Course |
さまざまな現代の文化のなかにあって、ビデオゲーム(コンピュータゲーム、デジタルゲーム、電子ゲーム、テレビゲーム、略してゲーム)は、産業規模の点でも創造性の点でもきわめて重要度の高い領域のひとつである。ビデオゲームの際立った特徴のひとつは、いわゆるインタラクティブ性(受け手が作品のありかたに能動的に関与できること)にある。 この講義では、ほかの芸術形式や文化形式に対して適用されてきた諸理論をビデオゲームにあてはめることを通して、ビデオゲームというメディア(表現媒体)ならではの特徴を考える。またそうしたメディア上の特徴と、ビデオゲームをめぐる文化実践の現状(たとえば批評や歴史記述の成り立ちづらさ)にどれだけ関係があるのか/ないのかについても考えたい。 扱う題材はビデオゲームだが、ビデオゲーム以外の文化の研究にも応用できるような内容にする予定。 |
||
Course Goals |
・芸術や文化に関する諸理論を理解する。 ・ビデオゲームならではの特徴を考える。 ・あるメディアならではの特徴を考えることがどういうことなのかを理解する。 ・メディアのありかたと文化実践のありかたの関係について考える。 |
||
Schedule and Contents |
第1回 ガイダンス 第2回 初期の歴史と二面性① 第3回 初期の歴史と二面性② 第4回 ビデオゲームと記号の理論① 第5回 ビデオゲームと記号の理論② 第6回 ビデオゲームとフィクションの理論 第7回 ビデオゲームと物語の理論① 第8回 ビデオゲームと物語の理論② 第9回 ビデオゲームと感情の理論 第10回 ビデオゲームと様式の理論 第11回 ビデオゲームと狭義の美学 第12回 ビデオゲームと制度の理論 第13回 ビデオゲームと遊びの理論 第14回 ビデオゲームを語ること 第15回 まとめ(フィードバック) ・各回とも、前半で理論を説明して、後半でそれをビデオゲームに適用するという順序で進める予定。 ・授業の進み具合によって、一部のトピックを取り上げない可能性がある。 ・リアクションペーパーの質問・コメントを取り上げる時間を毎回設けるので、予定通りに進まない可能性もある。 |
||
Evaluation Methods and Policy |
平常点:100% ・平常点は、毎回授業後に求めるリアクションペーパーの提出とその内容によってカウントする。 ・質問やコメントは次回の授業で取り上げることがある。 ・リアクションペーパーによるやりとりも授業の重要なパートとして考えるので、疑問や気になることがあれば積極的に書いてください。 |
||
Course Requirements | None | ||
Study outside of Class (preparation and review) |
各回の理論については授業内では十分な紹介ができない。 参考文献はできるだけ示すので、関心のあるトピックは自分で学習してください。 |