3741003 Italian Language and Literature
Numbering Code | U-LET22 33741 SJ36 | Year/Term | 2022 ・ First semester | |
---|---|---|---|---|
Number of Credits | 2 | Course Type | Seminar | |
Target Year | Target Student | |||
Language | Japanese | Day/Period | Tue.4 | |
Instructor name | KAWAI NARUO (Part-time Lecturer) | |||
Outline and Purpose of the Course | 15世紀の思想家マルシリオ・フィチーノの『ペストに対する助言』の講読を通じて、ギリシャ語のプネウマ、ラテン語のスピリトゥスに対応するイタリア語のスピリトの概念を検討しつつ、当時の医学、養生訓に触れることによって、文学や文化の理解を深める。また、フィチーノを中心に15世紀、16世紀の文献を読むことによって、イタリア語の古典の読解力を養う。本授業は大学院と共通であるが、学部生は、文献の集め方、文献による研究の進め方についても学ぶものである。 | |||
Course Goals | まず何よりもイタリア語の古典に慣れ親しむ。さらには15世紀当時の思想を学習することによって、主に文学への考察の幅を広げるようになる。他方、毎回、読んだことをディスカッションすることによって、イタリア語の読解力だけでなく、学んだ知識を基礎的な文献に即して発表する力を養う。 | |||
Schedule and Contents |
通常授業14回、定期試験、フィードバック1回 第1回 文学史、思想史からのイントロダクション 第2回 14~16世紀の医学史についてのイントロダクション 第3回 マルシリオ・フィチーノについてのイントロダクション 第4回~第11回 主にフィチーノの『ペストに対する助言』を読みながら、適宜、評論なども訳読しつつ、ディスカッションをする。 第12回~第14回 フィチーノを中心に当時のスピリト論についてまとめていく。 期末試験 第15回 フィードバック 受講者の解答に対してコメントをして、論理の発展をはかる。 |
|||
Evaluation Methods and Policy | 定期試験(80%)を中心に、平常点(20%)授業での訳読・発言などを加味して評価する。3名以下の場合は、平常点を重視することにする。その場合は、授業時において、評価方法について改めて告知する。 | |||
Course Requirements | None | |||
Study outside of Class (preparation and review) | 授業時に精読・訳出する部分については、その都度指定するので、必ず読んでくること。 | |||
Textbooks | Textbooks/References | 入手が難しいテキストも多いので授業時にプリント配布する。 |