5231001 History of Western Philosophy
Numbering Code | U-LET02 35231 LJ34 | Year/Term | 2022 ・ First semester | |
---|---|---|---|---|
Number of Credits | 2 | Course Type | special lecture | |
Target Year | Target Student | |||
Language | Japanese | Day/Period | Fri.2 | |
Instructor name | NISHIMURA YOUHEI (Part-time Lecturer) | |||
Outline and Purpose of the Course | プロティノス哲学の中核に「観想」(theoria, contemplation)がある。観想は、あらゆる活動・制作の源泉である。自然は観想することでこの世界を制作・管理し、魂の観想が行為・活動を生み出し、知性もまた一者を観想してイデア・真理を認識する。本講義ではプロティノス第30論考「自然・観想・一者について」(III, 8)を読み、東西を問わず影響を与えてきたプロティノスの観想論を取り上げて論ずる。 | |||
Course Goals |
プロティノスの観想論について理解を深める。 プロティノスの観想論が哲学史的にどのように展開したのか説明ができるようになる。 |
|||
Schedule and Contents |
以下の計画で講義を進めるが、進み具合に応じて、受講生の了解を得たうえでプランを変更することがある。 第1回 イントロダクション:観想の問題 第2回 プロティノス哲学の概説 第3-10回 第30論考「自然・観想・一者について」を読む 第11-12回 古代末期から中世への影響 第13-14回 近世以降の影響 第15回 まとめ・フィードバック |
|||
Evaluation Methods and Policy |
議論への取り組み(30%)、コメントシート(20%)、レポート(50%)により評価する。 レポートは、プロティノスの議論とその発展、関連する哲学的問題を正しく理解して考察ができているかを評価する。授業で扱った内容を把握したうえで、独自の議論ができているものについては高い点を与える。 |
|||
Course Requirements | None | |||
Study outside of Class (preparation and review) | 毎回指示されたテクストを読んで、与えられる課題について考えてくること。 | |||
Textbooks | Textbooks/References | コピーを配布する予定です。 | ||
References, etc. | 使用するテクストと合わせて授業のイントロダクション時に紹介する。 |