5543001 Philosophy of Religion
Numbering Code | U-LET07 25543 SJ34 | Year/Term | 2022 ・ First semester |
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Number of Credits | 2 | Course Type | Seminar |
Target Year | Target Student | ||
Language | Japanese | Day/Period | Fri.4・5 |
Instructor name |
SUGIMURA YASUHIKO (Graduate School of Letters Professor) IHARAGI DAISUKE (Graduate School of Letters Associate Professor) |
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Outline and Purpose of the Course |
宗教哲学の諸問題を考えるための基本となる文献を選び、宗教学専修の大学院生にも協力を仰ぎながら、それらを共に読み進み、問題を掘り起こし、議論を行う場となる授業である。授業への能動的な参加を通して、より専門的な研究への橋渡しになるような知識と思考法の獲得を目指す。 宗教学専修の学部生の必修授業であるが、哲学と宗教が触れ合う問題領域に関心をもつ2回生、および他専修学生の参加も歓迎する。 |
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Course Goals | 宗教哲学の基本文献に馴染み、そこで問われてきた諸問題を自らの関心と結びつけて取り扱えるようになる。とくに宗教学専修の学部生については、この作業を通して、宗教哲学・宗教学に関する自らの研究課題を発見し、それを掘り下げていくための基本的能力を身につける。 | ||
Schedule and Contents |
「宗教哲学」という分野の思索様式には、どうしても概説的紹介には馴染まない面がある。宗教の問いと哲学の問いがその源泉において交差連関し、しかもそれが人間が生きていくこと自体にまつわる問題と直結するということ、このことを見据えた学問的研究がいかなる形をとりうるかということは、その「実例」となる仕事の熟読を通して学んでいくしかない。 今期の授業では、京大宗教学専修の長い歴史の一端に触れてもらうという意味も込めて、これまでの専修担当教員や専修出身者の論考の内、専門的な議論に終始せずに広い視座で具体的な問題にも触れているものを数点取り上げ、毎回1点ずつ読んでいきたい。なお、実際に何を読むかは、履修者の関心によって調整することもありうるので、シラバスにはあらかじめ記さないことにする。 各回2,3人の担当者を決め、授業の前半は、担当者の内容要約および考察の発表に充てる。授業の後半では、教員の司会進行の下、発表内容をめぐって、チューターの大学院生たちも交えて、質疑応答と議論を行っていく。隔週授業のため、全7回として各回のテーマを記しておく。(詳細は変更の可能性あり) 1. オリエンテーション 2. 論考1についての発表と議論 3. 論考2についての発表と議論 4. 論考3についての発表と議論 5. 論考4についての発表と議論 6. 論考5についての発表と議論 7. 総括 *フィードバックの方法は授業中に指示する。 |
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Evaluation Methods and Policy | 平常点(発表・討論への参加、場合によっては小レポート等)による。 | ||
Course Requirements | None | ||
Study outside of Class (preparation and review) | この授業は受講者があらかじめ指定の文献を熟読してくることを前提とするものである。最初は相当時間がかかるだろうが、ともかく全体を通読し、分からない点を明確にしてきてほしい。授業後は、教員の説明や質疑応答を通して新たに理解できたことを手がかりに、もう一度文献を読み直し、要約ノートを作るなど、自分の言葉でそれを咀嚼し直してほしい。 |