7031011 Archaeology

Numbering Code U-LET27 37031 LJ38 Year/Term 2022 ・ First semester
Number of Credits 2 Course Type special lecture
Target Year Target Student
Language Japanese Day/Period Wed.2
Instructor name NAKAKUBO TATSUO (Part-time Lecturer)
Outline and Purpose of the Course 日本列島各地の古代社会は、中国大陸や朝鮮半島各地の地域社会とともに東アジア世界を形成し、人的交流や物資流通を媒介として関係を結びつつ、歩んできた。
この授業は、Glocalな視点から古代の地域社会と異文化受容に関する考古学研究の基礎的な知識を提示する。講義で扱う時代は、「倭の五王」の時代から遣隋使や遣唐使が活躍する時代であり、最新の発掘調査成果とともに研究の最前線を紹介する。そして、東アジア交流が日本古代社会に与えた影響について、考古資料から考察する方法を体得できるようになることを目指す。
Course Goals ・古代東アジア世界の異文化交流に関する幅広い知識を獲得し、国際的な視座と地域に根差した視点という複眼的な視野を身につけることができる。
・古墳時代から平安時代を中心とした考古学の基礎知識を得ることができる。
・日本古代対外交流に関する研究最前線を知ることができるとともに、考古資料の観察眼が習得できる。
Schedule and Contents 基本的に以下の計画で講義を進める予定であるが、各項目の講義の順序は固定したものではなく、受講者の背景や理解の状況に応じて適切に決める。

第1回:ガイダンス 考古学的手法による地域史の叙述
第2回:遺跡の盛衰を把握するための基礎(1) 古墳時代土器編年の現状と課題
第3回:遺跡の盛衰を把握するための基礎(2) 飛鳥・奈良時代土器編年の現状と課題
第4回:遺跡の盛衰を把握するための基礎(3) 平安時代土器編年の現状と課題
第5回:古環境復元の最前線と集落研究
第6回:「倭の五王」の時代と地域社会の変容(1)
第7回:「倭の五王」の時代と地域社会の変容(2)
第8回:物部氏の盛衰と布留遺跡(1)
第9回:物部氏の盛衰と布留遺跡(2)
第10回:考古学からよむ『播磨国風土記』(1)
第11回:考古学からよむ『播磨国風土記』(2)
第12回:考古学が復元する古代食の世界と東アジア交流
第13回:唐風文化と国風文化(1)
第14回:唐風文化と国風文化(2)
第15回:東アジア交流と地域社会

それぞれのトピックで完結するのではなく相互に関連させながら講義をすすめる。
※フィードバックは、各授業で受講生からの質問等にこたえる形で行います。
Evaluation Methods and Policy 平常点評価(授業中課題の回答内容、小テスト) 約40%
学期末レポート 約60% 
Course Requirements None
Study outside of Class (preparation and review) 感染対策を十全に行ったうえで、博物館や資料館にある古墳出土品や集落遺跡出土古代土器を熟覧すると、講義の内容がより深く理解できると思いますので、おすすめします。
Textbooks Textbooks/References 適宜、資料を配布する。
References, etc. 須恵器の系譜, 菱田哲郎, (講談社,1996年), ISBN:978-4062651103
『播磨国風土記』の古代史, 兵庫県立歴史博物館ひょうご歴史研究室, (神戸新聞総合出版センター、2021年), ISBN: 978-4343011312
Courses delivered by Instructors with Practical Work Experience 分類:

A course with practical content delivered by instructors with practical work experience
Related URL 講義中に紹介する遺跡の発掘調査報告書を探し、閲覧する際に参考になります。
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