8448001 Contemporary History

Numbering Code U-LET35 28448 SJ38 Year/Term 2022 ・ First semester
Number of Credits 2 Course Type Seminar
Target Year Target Student
Language Japanese Day/Period Mon.2
Instructor name ISHIKAWA YOSHIHIRO (Institute for Research in Humanities Professor)
Outline and Purpose of the Course  中国共産党は結党100周年にあたる2021年に、党の歩みを振り返る文書を決議として採択した。これは同党の歴史上、歴史について出された三つ目の決議ということになる。この授業ではまず、以前の1945年、1981年に採択された二つの歴史決議がどのように制定され、どのような内容と目的を持っていたかを明らかにする。とりあえずは、二つの決議を読解・分析し、決議で述べられているそれぞれの歴史事象がどのようなものだったかを調べ、党の歴史のアウトラインをたどることにする。
Course Goals  中国共産党の基本的文献である歴史決議を精読することによって、単に中に書かれていることの概要を知るだけでなく、それら歴史事象と党の時々の党の活動(政治運動)がどのような関係にあったかを知ることができるだろう。歴史決議というそれ自体が歴史文書である文献の精読を通じて、歴史とその歴史への評価・認識の両者を重層的に把握することができるようにする。
Schedule and Contents 1-2回 基礎的事項のイントロダクションと中国共産党党史の基本的図書・資料の解説をし、授業全般へのオリエンテーションを行う。受講生の顔ぶれを見ながら、担当すべき箇所を割り振る。
3-8回 1945年に採択された「若干の歴史問題に関する決議」をテキストとして、受講生がそれぞれに割り当てられた決議の中から興味を感じた部分について順番に報告を行い、討議を行う。
9-14回 1981年に採択された「建国以来の党の若干の歴史問題に関する決議」をテキストとして、受講生がそれぞれに割り当てられた決議の中から興味を感じた部分について順番に報告を行い、討議を行う。
15回 第1、第2の決議に関して総合討論を行う。
Evaluation Methods and Policy 平常点(50点)と期末レポート(50点)の総合的評価による。
Course Requirements 決議文自体は日本語に翻訳されているが、配布される関連資料の中には中国語資料も多く、また報告準備の過程で中国語資料を使うこともあるので、中国語の基礎を身につけていることが望ましい。
Study outside of Class (preparation and review) 決議文に書かれている歴史事象について、受講生の中で担当を決め、順番に発表をしてもらいますので、その担当がある場合はかなり時間をとって報告の準備をする必要があります。
Textbooks Textbooks/References 授業中に適宜指示します。
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