8433009 Contemporary History

Numbering Code U-LET35 18433 LJ38 Year/Term 2022 ・ Second semester
Number of Credits 2 Course Type special lecture
Target Year Target Student
Language Japanese Day/Period Mon.4
Instructor name MURAKAMI EI (Institute for Research in Humanities Associate Professor)
Outline and Purpose of the Course グローバル化が進展したことによって、ビジネスの世界で仲介者の果たす役割は年々大きくなってきていた。例えば、企業が海外のある地域の企業と提携する場合、現地の言語・習慣に通じ、信頼のおける有能な仲介者を確保しなければ、その事業は失敗に終わってしまう可能性は高い。新型コロナウィルスによって人間の移動が著しく制限されたことによって、様々なビジネスに支障が生じたため、仲介者の果たしてきた役割はあらためて注目されている。本講義はこうした仲介者の意義について、近代中国(19世紀中葉~20世紀中葉)の事例を中心に、中国経済の変容をふまえつつ考察する。同時に世界の他地域の仲介者と比較してみたい。

Course Goals  開港場とそれ以外の地域(内地)を媒介するという近代中国における仲介者の役割を把握したうえで、前近代の中国や他地域の仲介者と比較してその特徴を理解する。
Schedule and Contents 1. ガイダンス
2. 明清時代の商業と牙行
3. 清代海上貿易の展開と仲介者
4. アヘン貿易と仲介者
5. 開港場貿易:外国人商人と買弁(1)
6. 開港場貿易:外国人商人と買弁(2)
7. 苦力貿易と客頭(1)
8. 苦力貿易と客頭(2)
9. 開港場貿易の発展と行桟(1)
10. 開港場貿易の発展と行桟(2)
11. 工業化と日系企業のあり方:日系商社、在華紡
12. 前近代東南アジア海域の仲介者
13. 前近代地中海世界の仲介者
14. まとめ
15. フィードバック
Evaluation Methods and Policy 平常点評価:毎回行われる小テストによって評価する。
Course Requirements 前期・後期ともに履修することが望ましい。
Study outside of Class (preparation and review)  参考文献などを適宜読んで復習を行う。
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