Numbering Code	U-LET27 37031 LJ38	Year/Term	2022 ・ Second semester
Number of Credits	2	Course Type	special lecture
Target Year		Target Student
Language	Japanese	Day/Period	Fri.3
Instructor name	SHIMOGAKI　HITOSHI (Graduate School of Letters Professor)
Outline and Purpose of the Course	ここしばらく古墳が世間で人気を博している。その巨大さと前方後円墳を頂点とする複数の墳形、そして広域分布するありようを手がかりに、築造期である古墳時代の政治構造を究明する研究が推進されてきた。 　本講義では、「古墳と政治秩序」に関する既往の研究の到達点と問題点を承けて、最新のデータと編年案に即して、〈古墳の階層構成〉〈被葬者像〉〈古墳の機能的役割〉などに焦点をあてつつ、古墳の政治史的意義の解明につとめる。
Course Goals	古墳は墳形・付帯施設・埋葬施設・副葬品・外表施設などからなる複合体であり、しかも古墳は局地・小地域・地域・列島広域でさまざまな存在様態を示す。このような複雑な古墳のありようを認識するための分析視点を学びとり、歴史的な問題に迫る学問的方法を理解する。
Schedule and Contents	1．イントロダクション【1週】 2．古墳と政治史【4週】 　　前方後円墳体制、前方後円墳秩序、前方後円墳国家、首長墓系譜、在地首長制論 3．大和・河内の巨大前方後円墳群【2週】 　　古市古墳群、百舌鳥古墳群、大和古墳群、佐紀盾列古墳群、馬見古墳群 4．畿内の大型古墳群【2週】 　　玉手山古墳群、弁天山古墳群、向日丘陵古墳群 5．畿内の階層構成【1週】 6．各地の階層構成【3週】 　　東国の古墳、西国の古墳 7．古墳と政治秩序【2週】 　　国造、県主、帝紀、国家形成 ＊計15週実施する。 ＊事前に受講生に周知のうえ、講義の順番を一部変更することもありうる。
Evaluation Methods and Policy	学期末のレポートにより成績を評価する。
Course Requirements	None
Study outside of Class (preparation and review)	古墳(時代)に関する情報を、書籍や実地見学などをつうじて意欲的に吸収しておくこと。状況が許せば、博物館や展覧会に積極的に足を運ぶことも推奨する。