3608001 French Language

Numbering Code U-LET21 23608 LJ36 Year/Term 2022 ・ First semester
Number of Credits 2 Course Type Lecture
Target Year Target Student
Language Japanese Day/Period Mon.4
Instructor name MORITA TAKAHIRO (Graduate School of Human and Environmental Studies Associate Professor)
Outline and Purpose of the Course 構造・機能相関論の観点から,文法知識のうち,知っているつもりではあっても改めて説明を求められると困るものについて考察する.このような文法的知識は自分の知っている言語から構築されていると考えられるが,その知識は知らない言語では通用しない可能性もある.具体的な言語現象の分析を学びながら,文法的知識が実はあいまいであることを理解しながら,確かな知識に至るための方法としてどのような方法が優れているのかという方法論的な問題も扱う.
Course Goals ・理論言語学の方法に馴染み,身近な言語現象を言語学的に分析できるようになる.
・現象の記述と理論構築の緊張関係を理解し,科学的研究においては目的に応じて適切な方法を選択することが必要になるという態度が必要であることが理解できる.
Schedule and Contents 授業回数はフィードバックを含め,全15回とする. 主に以下の3つのトピックについて,例示してあるような問題意識にもとづいてそれぞれ4回から5回で講義する.各項目に充てる時間数は履修者の理解度を見ながら調整する.日本語,英語,フランス語などを中心としながらも,馴染みのない言語も扱う.

(1) 主語という概念をめぐって
格とどのように違うのか,他の言語の事情はどうなっているのか,教育上の「意味上の主語」とは何なのか,主語はあった方がいいのか

(2) 品詞分類の根拠を求めて
単語レベルで品詞は決まっているのか,名詞と動詞は本当に普遍的なものか,「内在的な思考と外在化された言語」という観点から,8品詞という伝統に関して

(3) 「言語には意味がある」という思い込みについて
そもそも意味が伝わるとはどういう現象なのか,意味の大半は無意識だという話,言語が意味伝達において果たしている役割はどの程度のものなのか
Evaluation Methods and Policy 平常点 (授業への積極的参加度,小レポート)40%,定期試験60%.試験では講義内容への理解度と,問題に対し自ら考えて論述する力を評価する.
Course Requirements None
Study outside of Class (preparation and review) 毎回の講義内容を復習し不明点は次回に質問すること.
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