1331001 Japanese Language and Literature

Numbering Code U-LET10 31331 LJ36 Year/Term 2022 ・ First semester
Number of Credits 2 Course Type special lecture
Target Year Target Student
Language Japanese Day/Period Wed.4
Instructor name SUDA CHISATO (Graduate School of Human and Environmental Studies Professor)
Outline and Purpose of the Course  泉鏡花と久生十蘭は明治~昭和に活躍した作家である。この授業では、泉鏡花や久生十蘭の作品のモチーフやテーマを考察し、精緻な読解を目指す。併せて、受講生の批判意識を深め、研究の手法を学ぶ。また、随時関連資料の紹介や考察も行う。
 授業は事前に教員が講義内容の一部をPandAのリソースに置くので、受講生はそれを読んで質疑・意見を全体で5回(各回600~800字で締切を設ける)、PandAの「課題」に提出する。教員はPandAを通じてそれに答える。期末にはレポート(4000字)を提出する。PandAを使うので教室にPCを持参すること。
 研究方法や心構えなど、重要な伝達があるので、第1回目の講義に必ず出席すること。
Course Goals  泉鏡花・久生十蘭に関する研究内容の把握が出来ること、従来の評価や論点を知った上で、自分の考えを論理的に述べられるようになること。クラス全体で、重層的に考えを発展していけること。批判的な考え方が出来ること。説得性と独自性を備えたレポートを書くことができること。
Schedule and Contents 第1回 ガイダンス。泉鏡花の生涯と作品(研究方法や心構えなど、重要な伝達があるので、必ず出席すること)
第2回 鏡花文学における「魔」の女性像―片輪車―
第3回 鏡花文学における「魔」の女性像―瀧夜叉と飛天夜叉―
第4回 鏡花文学における「魔」の女性像―安達ケ原の一つ家と前の世―
第5回 鏡花文学における「魔」の女性像―通り魔―
第6回 鏡花文学における「魔」の女性像―美しい女の通り魔―
第7回 久生十蘭の生涯と作品。泉鏡花から久生十蘭へ
第8回 久生十蘭「黄泉から」の材源
第9回 「黄泉から」の構想 
第10回 久生十蘭「生霊」の構想
第11回 「湖畔」の時代背景
第12回 「湖畔」の材源
第13回 「湖畔」のヴァリアント
第14回 一人称小説としての「湖畔」
第15回 フィードバック
なお、随時関連資料の紹介や考察も行う。また、理解の程度にあわせて進度や内容を調整することがある。
Evaluation Methods and Policy 質問・意見の表明5割、レポート5割。レポートは独自性と説得性の観点から評価する。
Course Requirements None
Study outside of Class (preparation and review)  教員の講義・論文の内容がより深く理解できるように、各自作品本文を十分読み込んだ上で授業に出席するとともに、自宅において、質問や意見を記入し、PandAに提出する。
Textbooks Textbooks/References PandAのリソースに資料や論文、講義録画等を置く。
References, etc.  
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