7331006 Sociology

Numbering Code U-LET30 17331 LJ45 Year/Term 2022 ・ First semester
Number of Credits 2 Course Type special lecture
Target Year Target Student
Language Japanese Day/Period Thu.2
Instructor name MORI NAOKO (Part-time Lecturer)
Outline and Purpose of the Course  メディアは様々な点でジェンダー(社会的・文化的性差)と深い関わりを持っている。広告やドラマ、ニュース報道における「男性」「女性」の表現のされ方の違いや、男女によるメディアの利用の仕方の違いなどを考えてみてほしい。(1)メディアの送り手、(2)メディアが伝達するメッセージ、(3)メディアの受け手、というそれぞれの局面において男女の差異を見いだすことができるだろう。本講義では、「送り手」「メッセージ」「受け手」の各局面においてジェンダーが担っている社会的機能を、社会学やメディア研究、ジェンダー論などの理論を参照しつつ、検討していく。
Course Goals  ジェンダーとは、人が生まれて性別のレッテルを貼られた時点から、しつけ、学校など、さまざまな日常生活の過程を通じて日々実践され、構築されるものである。このジェンダーの構築に際して、現代社会ではメディアの果たす役割が大きいことが指摘されている。
 メディアの多様な側面に着目し、それぞれの過程におけるジェンダー性を読み解くことを通じて、メディア研究の視点を理解してもらうと同時に、ジェンダーの構築性も理解する。
Schedule and Contents 基本的には下記の授業計画に基づき授業を進める予定であるが、順番および具体的な内容について変更する場合がある。

第1回 「ジェンダー」とは何か ― ジェンダー概念の基礎知識 ―
第2回 映画における女性と男性の描かれ方
第3回 言葉とジェンダー、ジェンダーバイアス
第4回 雑誌とジェンダー
第5回 テレビとジェンダー
第6回 メディアの送り手とジェンダー
第7回 少年マンガ、男性マンガ
第8回 恋愛と結婚―少子化をめぐって
第9回 親子関係と母性愛神話
第10回 スポーツ報道とジェンダー
第11回 若者の性の現状とLGBTQの基礎知識
第12回 ジェンダーと暴力
第13回 買売春とポルノグラフィ
第14回 ファン研究―BLを題材に
第15回 フィードバック

*期末レポートの詳細については、初回の授業で告知する。締め切りは、7月上旬を予定。
Evaluation Methods and Policy レポートにより評価する(100%)。

・レポートの評価基準については、授業内容を踏まえていることを基準として、独自の工夫をしている場合には高い評価を与える。詳細については、最初の回で告知する。
Course Requirements None
Study outside of Class (preparation and review) 授業前に前回までの授業内容を復習しておくこと。また、レポート作成を計画的に取り組むこと。
References, etc. メディアとジェンダー , 国広 陽子・他編, (勁草書房,2012)
新編 日本のフェミニズム 7 表現とメディア, 井上輝子・他編, (岩波書店,2009)
教養のためのセクシュアリティ・スタディーズ, 風間孝・河口和也・守如子・赤枝香奈子 , (法律文化社,2018)
参考文献は授業内でも適宜紹介する。
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