7331024 Sociology
Numbering Code | U-LET30 17331 LJ45 | Year/Term | 2022 ・ First semester |
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Number of Credits | 2 | Course Type | special lecture |
Target Year | Target Student | ||
Language | Japanese | Day/Period | Thu.2 |
Instructor name | Haruka Shibata (Graduate School of Human and Environmental Studies Associate Professor) | ||
Outline and Purpose of the Course |
この社会で「幸せに生きる」には、どうしたらいいのか? 身近な人の「幸せをサポートする」には、どうしたらいいのか? そして、「より多くの人々が幸せに生きられる社会」をつくるには、どうしたらいいのか? 「幸福感」は、人間の社会的行動の主要因の一つであるとともに、行動主体にとって重要な結果の一つでもある。そのため、上記の問いはすべて、人間の社会的行動についての重要な問いといえる。 そこで本講義では、上記の問いについての最新の研究成果や、担当教員による現在進行中の研究をふまえながら、受講者とともに上記の問いへの答えを考究する。 (なお、全学共通科目における同教員の前期「社会学I」・後期「社会学II」よりも「幸福」と「人間行動」に重点を置いた授業方針となるため、毎回の内容も視点が異なる。多角的な理解を深めるためには「社会学I」「社会学II」の受講も推奨する。) |
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Course Goals | 人間の社会的行動に関する問いについて、客観的に考察できるようになる。 | ||
Schedule and Contents |
毎回、主に担当教員(柴田)の研究内容を、その背景となる先行研究なども含めて、順を追って詳しく紹介していく。 その際、参考として以下の内容も必要に応じて紹介する(ただし授業回とテーマの対応は目安であり、受講者の状況などに応じて順番や内容を変更する可能性がある)。 また、一方的な講義にならないように、Googleスプレッドシートを使った意見交換なども適宜行う。 第1回 幸福をめぐる「機会の平等」と「結果の平等」(1)――討論 第2回 幸福をめぐる「機会の平等」と「結果の平等」(2)――PDF「保育・幼児教育は機会格差を軽減する」 第3回 幸福をめぐる「機会の平等」と「結果の平等」(3)――PDF「家庭育児と保育・幼児教育の効果」第1~7節 第4回 幸福をめぐる「機会の平等」と「結果の平等」(4)――PDF「家庭育児と保育・幼児教育の効果」第8節 第5回 幸福をめぐる「機会の平等」と「結果の平等」(5)――PDF「職業訓練の自殺予防効果」 第6回 どうしたら幸せに生きられるのか(1)遺伝子と行動――PDF「社会学の基礎と応用」第11章11.1~11.2 第7回 どうしたら幸せに生きられるのか(2)環境と社会保障――PDF「社会学の基礎と応用」第11章11.3~11.5 第8回 資本主義と社会保障の起源――PDF「資本主義と社会保障の起源」 第9回 社会保障の効果――PDF「子どもの貧困と子育て支援」 第10回 社会保障の未来(1)――内閣府「選択する未来2.0」講演資料(PDF配布) 第11回 社会保障の未来(2)――内閣府「選択する未来2.0」講演資料(PDF配布) 第12回 社会の未来(1)――PDF「〈不可知性〉の社会」244~260頁 第13回 社会の未来(2)――PDF「〈不可知性〉の社会」260~272頁 第14回 これからの社会をどう生きるか、どう変えるか 第15回 フィードバック(詳細は授業中に説明) |
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Evaluation Methods and Policy |
学期末レポート(100点満点)によって評価する。 評価方針としては、到達目標の達成度を、文学部の成績評価の方針に従って評価する。 |
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Course Requirements | None | ||
Study outside of Class (preparation and review) |
予習は、次回に扱う文献が指定されていれば、それを事前に読んでおくこと。事前に文献を読んでいることを前提に講義を進める。文献が指定されていなければ、次回の内容と関連する本やニュース記事、ドキュメンタリー番組などをできるだけ通読・視聴しておくこと。また、学期末レポートの執筆にむけて、適宜学習を進めておくこと。 復習は、毎回の授業内容をふりかえり、関連情報を調べること。不明点については、講義中かPandAフォーラムで教員に質問すること。 毎回の予習・復習の時間配分は、予習120分(平均)、復習120分を目安とする。 |
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References, etc. |
子育て支援が日本を救う――政策効果の統計分析, 柴田悠, (勁草書房), ISBN:4326654007, 社会政策学会の学会賞を受賞。日経新聞・朝日新聞・読売新聞などで書評・インタビューが掲載。 子育て支援と経済成長, 柴田悠, (朝日新聞出版), ISBN:4022737069, 朝日新書606。日経新聞・朝日新聞・読売新聞などで書評・インタビューが掲載。 |
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Related URL | 教員紹介のページ |