3451002 English Language and Literature
Numbering Code | U-LET18 23451 LJ36 | Year/Term | 2022 ・ Second semester | |
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Number of Credits | 2 | Course Type | reading | |
Target Year | Target Student | |||
Language | Japanese | Day/Period | Fri.4 | |
Instructor name | MINAMITANI YOSHIMI (Graduate School of Letters Associate Professor) | |||
Outline and Purpose of the Course |
Kazuo IshiguroのKlara and the Sun (2021)の精読を通じて、その作家の語彙や文体、表現技法に習熟しながら、テクストの記述を支えている歴史的・文化的背景を考察する。同作はIshiguroによるノーベル賞受賞後の第一作であり、AIを搭載したロボットが一人称で語る実験的な小説である。人間や動物の生活空間のなかに応答機能や知能をもった機械が同居するようになった今、同小説は大きなアクチュアリティをもつ。本講義では、人工知能を搭載した機械の知覚と内受容感覚を模した語りの仕掛けに着眼しつつ、近年興隆している感情史の文脈からAIと共生する世界の問題を考察する。 |
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Course Goals |
(1)文学テクストの言葉を文化や歴史と関連づけて理解し、それを自身の知と結びつけて説得的に説明することができる。 (2)文学テクストの読解を通じて各自の興味・関心を発展させ、有益で適切な学術的資料・文献を見つけることができる。 (3)先行研究と自身の関心をもとに文学テクストの読解を行うなかで、ものの見方を変える視点をもつことができる。 |
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Schedule and Contents |
第1回 イントロダクション 作者と作品についての解説と、時代背景の概説、関連文献の紹介を行い、今後の演習の進め方について説明する。 第2-15回 テクストの精読 担当部分を割り振り、受講者の発表を通じてディスカッションを行う。おおよそ2回の授業で一部を読み進め、学期末までにPart 6までを読み終わる。 |
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Evaluation Methods and Policy | 到達目標の達成度に基づき、平常点(50%)とレポート(50%)で総合的に評価する。 | |||
Course Requirements | None | |||
Study outside of Class (preparation and review) | 予習として、Oxford English Dictionary及び授業中に指定する注釈書・論文等を参照しながら、原文の一字一句も疎かにせず、どの一語にも未だ知られざる事実と解釈が眠っていると想定して、その意味とテクストにおける役割を考察すること。復習としては、当該授業回で扱った範囲を読み返すことに加え、特に関心のもった語句や事象を発展的に理解するための関連文献調査を行い、自身の自由な関心を育てること。 | |||
Textbooks | Textbooks/References | Klara and the Sun , Kazuo Ishiguro, (Knopf, 2021), ISBN: 978-0593318171 |