7031006 Archaeology

Numbering Code U-LET27 37031 LJ38 Year/Term 2022 ・ First semester
Number of Credits 2 Course Type special lecture
Target Year Target Student
Language Japanese Day/Period Mon.4
Instructor name SUGIYAMA JUNJI (Graduate School of Agriculture Professor)
Outline and Purpose of the Course 木材は樹木として長い間自らの体を支え、また材として我々の文化や生活を支えてきた。今日では環境保全はもとより、持続可能な資源としてもますます注目が高まっている。本講義では、木材の多様かつ丈夫な仕組みを歴史的、考古的な木製品や建築物と関連させて学習する。また、ルーペや顕微鏡による木材識別実習や大学周辺の野外樹木識別実習や建造物見学(合せて3ないし4回)などを通して、木材そのものや木製品調査に必要な手法を学習する。
Course Goals 木材の形成、物性、利用について概観することで、われわれの用材観を考察する基礎的な知識を養う。
木材組織と樹木観察実習を通して、標準的な木材に関する知識やそれらの識別法について自主的に学べる能力を養う。
Schedule and Contents 1.授業の概要と進め方。
2.木材とは
3.木材科学の基礎
4.樹木のみわけかた(吉田構内)
5.樹木のみわけかた(吉田構内)
6.樹木のみわけかた(吉田山)
7.針葉樹材・広葉樹材の巨視的特徴  
8.針葉樹材・広葉樹材の解剖学的特徴 
9.樹種識別の手法のいろいろ
10.年輪年代・年輪気候のはなし
11.歴史的建造物の木材
12.遺跡から出土する木材
13.楽器や工芸に見る木材
14.木材のデータベースとその利活用について
15.フィードバック(質問事項に対する回答)
それぞれのトピックで完結するのではなく相互に関連させながら講義をすすめる。
Evaluation Methods and Policy 平常点(授業への積極性 20点)、小レポート(2回, 20点x2)ならびに期末レポート(40点)により評価するが、独自の工夫がみられるものについては高い点を与える。
Course Requirements None
Study outside of Class (preparation and review) 適宜講義中に指示する。具体的には:
1) 身の回りの木製品の観察とその報告。
2) 樹木の観察とその報告。
Textbooks Textbooks/References 対面授業の場合:
テキストについては印刷物等を適宜配布する。また、実習に必要な観察用サンプルやルーペを配布する。
対面授業ができない場合:
Pandaシステムにテキストを掲示する。また、実習用のキットについては受け取り日時と場所を指定するか、郵送とする。

References, etc. 自習用参考書として:
林 将之 葉で見分ける樹木 小学館
佐竹他 フィールド版 日本の野生植物 木本、平凡社
佐伯 浩 この木なんの木 海青社
尼川大録、長田武正、検索入門 樹木①、樹木②、保育社
中川重年 検索入門 針葉樹、保育社
山崎隆之 一度は拝したい京都の仏像 学研新書
鈴木三男 日本人と木の文化、八坂書房
小原二郎 木の文化 鹿島出版会
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