8007001 Museum Science III
Numbering Code | U-LET49 28007 LJ36 | Year/Term | 2022 ・ Second semester | |
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Number of Credits | 2 | Course Type | Lecture | |
Target Year | Target Student | |||
Language | Japanese | Day/Period | Wed.2 | |
Instructor name | MIYAKAWA TEIICHI (Part-time Lecturer) | |||
Outline and Purpose of the Course | 博物館・美術館の学芸員の仕事を博物館業務の実態をもとに具体的に講義する。特に作品・資料の収集・搬入の方法、また作品の取り扱い方法や収蔵庫や展示場での保存方法を中心に講義を進める。すなわち資料作品の収集・管理・研究・展示・運搬など資料にまつわる具体的作業について述べる。また京都国立博物館で実際に企画運営されている展覧会の実情を述べて博物館・美術館学芸員の役割への理解を深める。さらには実際の展覧会・展示場の見学もあわせて博物館美術館業務への認識を向上させることを目的とする。 | |||
Course Goals |
1 博物館・美術館の成り立ちと意義-博物館とはなにかを理解する 2 作品の種類と性質-資料の性質と収蔵の問題を考えて理解する 3 博物館における作品の収集とはー寄託・寄贈・購入の実態を理解する 4 作品の保存処理ー作品を科学的に守る方法を理解する 5 収蔵庫の要件-保存環境の問題を理解する 6 作品の貸借と作品保護-保存と公開のあいだにある問題を理解する 7 展覧会の作り方1-展示を構想し出品をめざすことの理解 8 展覧会の作り方2-展示に際しての諸問題があることを理解する 9 展覧会図録の作り方-鑑賞を助け、未来に記録する意義を理解する 10 良い展覧会とは何か?-人と作品の関係と展覧会の意義を考える 11 実際に展示を見学しようー実際の展示からわかる保存と公開の問題を考える 12 博物館美術館の未来-デジタル化の行方と未来の展示を考える 13 世界の博物館・美術館-世界にある様々な博物館美術館のありかたを考える 14 学芸員になるにはー求められる学芸員の資質に関して考える 15 博物館をめぐるディスカッションーこれまでの講義を受けて学生と討論する |
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Schedule and Contents |
1 博物館美術館の成り立ちと意義 2 作品の種類と性質 3 博物館における作品の収集 4 作品の保存処理 5 収蔵庫の要件 6 作品の貸借と作品保護 7 展覧会の作り方(1) 8 展覧会の作り方(2) 9 展覧会図録の作り方 10 良い展覧会とは何か? 11 実際に展示を見学しよう(京都大学総合博物館の展示見学) 12 博物館美術館の未来 13 世界の博物館・美術館 14 学芸員になるには 15 博物館をめぐるディスカッション |
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Evaluation Methods and Policy |
受講態度およびレポートの成績で評価する。 受講態度30%、レポート内容70%の割合で評価する。 |
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Course Requirements | None | |||
Study outside of Class (preparation and review) | 学芸員を目指し、資格を得ようとする学生のための講義であるので、受講生は日ごろから問題意識をもって博物館・美術館などの見学を行ってほしい。また講義を超えて展示物や解説から自己の学術的興味の範囲を広げてほしい。 | |||
Textbooks | Textbooks/References | 講義中に適宜資料等を配布する。 | ||
References, etc. | 博物館・美術館の展覧会図録を図書館などで読んで、図録のありかたに興味をもってほしい。また日本歴史・考古学・美術史などの図書も積極的に読んで欲しい。 |