0062001 Relay Seminars for Undergraduate Students
Numbering Code | U-LET45 10062 SJ36 | Year/Term | 2022 ・ First semester |
---|---|---|---|
Number of Credits | 2 | Course Type | seminar |
Target Year | 1st year students or above | Target Student | |
Language | Japanese | Day/Period | Thu.5 |
Instructor name |
ONOZAWA TOORU (Graduate School of Letters Professor) FUKUDA KOSUKE (Part-time Lecturer) KOKU SETSUNI (Part-time Lecturer) SHIRAKI MASATOSHI (Part-time Lecturer) TATARCZUK, Marcin Adam (Part-time Lecturer) SATOU NATSUKI (Part-time Lecturer) |
||
Outline and Purpose of the Course |
現代文化学専攻の博士後期課程を修了した若手研究者が、現代文化学系を志す後輩達に、自分たちの最新の研究成果をふまえつつ、現代文化学系の学問についてわかりやすく講義します。この科目は二つの性格をもっています。 ひとつ目は、現代文化学に関心をもつ1、2回生のための導入的専門科目という性格です。多様な現代文化学系の研究内容の一端を示すことで、現代文化学系への理解を深めてもらい、1回生には、系分属選択の判断材料を、2回生には、専修選択の判断材料を提供することがその目的です。 ふたつ目は、大学教員をめざす若手研究者のための教育実践(大学教育改善のための実践=FDの一環であるプレFD)の場であるということです。現代文化学系で学び、将来大学教員を志す若手研究者が、実際に学生に教えることで、その教育力を延ばすことが目的となります。そのために毎回授業終了後に、授業について感想や意見を書いもらうアンケートを実施します。 |
||
Course Goals | この科目は、現代文化学系に関心をもっている学生に、多様性に富む現代文化学系の学問内容の一端を提示することを目的としています。リレー講義を担当する若手の研究者は、未熟ですが、同時に最先端に近いところで研究をしています。そういった研究の新動向を少しでも知ることで、受講生が現代文化学系に関心をもつようになり、専修分属を決める際の判断材料の材料となります。 | ||
Schedule and Contents |
初回の授業で簡単なガイダンスを行った後,下記の予定で5名の講師が各3回の授業を行う。 第1~3週: 日本文化の形成史:特有文化の作られ方 (担当: マルチン・タタルチュック) 第1回 明治時代の京都と国風文化 第2回 20世紀における国風文化・物語・観光 第3回 現代京都と新たな文化の試み 第4~6週: ヒスパニックと中米紛争(エルサルバドルを中心に) (担当: 佐藤夏樹) 第1回 ヒスパニック/ラティーノの形成 第2回 ヒスパニックと中米紛争 第3回 ラティーノと中米紛争 第7~9週: 日本近代都市における人と水の関係史~京都市を事例に~ (担当: 白木正俊) 第1回 近代社会における人と水の関係史 第2回 都市における利水事業の展開 第3回 都市における治水事業の展開 第10~12週: 戦間期日本の知識人の対中国認識 (担当: 谷セツニ) 第1回 大正デモクラットの中国観: 吉野作造 第2回 大正デモクラットの中国観: 福田徳三 第3回 「外地」メディアにおける中国評論:橘樸 第13~15週: 戦間期のギリシア散文文学における西洋化-「八十年世代」(新アテネ派)から「三十年世代」へ- (担当: 福田耕佑) 第1回 導入: 「メガリ・イデア」と言語問題の背景について 第2回 ギリシア王国独立後の文学的潮流と新アテネ派(八十年世代)の作品と言語 第3回 ヨルゴス・テオトカスの『自由なる精神』(1929)とギリシアのヨーロッパ化 |
||
Evaluation Methods and Policy |
授業への参加態度と試験によって総合的に成績を評価します。試験は、各授業担当者が与える課題についてレポートの提出してもらいます。 平常点50%,試験(レポート)50%とします。 平常点:リフレクションシートによって評価します。5回以下の提出は0点、6~7回25点、8~9回30点、10~11回35点、12~13回40点、14回45点、15回50点とします。 30分以上遅刻した場合は、リフレクションシート提出回数に加えません。 試験(レポート):各講師の最後の授業で出されたレポート課題を提出する。分量は400~800字程度。講師5人に提出した課題の平均点が50点満点で成績となります。 |
||
Course Requirements | 授業は主として1,2回生を受講者に想定しておこないますが、3、4回生の受講も可。 | ||
Study outside of Class (preparation and review) | 授業時に、各担当者から、課題が提示されることがあります。その指示にしたがってください。 |