7031013 Archaeology
Numbering Code | U-LET27 37031 LJ38 | Year/Term | 2022 ・ Second semester | |
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Number of Credits | 2 | Course Type | special lecture | |
Target Year | Target Student | |||
Language | Japanese | Day/Period | Mon.4 | |
Instructor name | OOGA KATSUHIKO (Part-time Lecturer) | |||
Outline and Purpose of the Course | 玉は時代や地域を問わずに出現する極めて遍在的な考古資料であるとともに、広く世界との繋がりを示す資料である。また、近年の研究の進捗により、従来の認識が劇的に更新されつつある題材でもある。この講義では、弥生時代から古墳時代の日本列島において生産された、もしくは流通した玉類の分類的な検討を行ったうえで、その流通や消費の様相から、社会構造の生成や変容について考察することを目的とする。 | |||
Course Goals | 弥生時代から古墳時代の日本列島において生産された、もしくは流通した玉類に関して分類的な位置付けを行うことが可能になるとともに、玉類の生産や流通がどのように社会構造を生成もしくは変容させたか説明できるようになる。 | |||
Schedule and Contents |
講義は以下の内容で行う。 第1回 玉の研究方法 第2回 ガラスの材質分類と生産地 第3回 弥生時代における玉生産の開始と「碧玉」製管玉の流通 第4回 弥生時代中期後半における玉の生産と流通 第5回 玉生産における鉄器の導入と生産体制の再編 第6回 インド・パシフィックビーズの大量流入と紀元一世紀の社会変革 第7回 玉流通の地域性と弥生墳丘墓 第8回 翡翠製勾玉の変遷と倭王権 第9回 古墳時代前期の威信財システムと玉生産 第10回 威信財システムの更新と王権膝下の玉生産 第11回 雄略朝の復古再生 第12回 玉生産におけるニューモード 第13回 磐井の乱以降の対外交易 第14回 玉の生産・流通と新式群集墳 第15回 古代的玉生産への移行 |
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Evaluation Methods and Policy | 平常点(30%)および学期末のレポート(70%)により成績を評価する。 | |||
Course Requirements | None | |||
Study outside of Class (preparation and review) | 博物館等において、出土資料を実際に見ておくことが望ましい。 | |||
Textbooks | Textbooks/References | 必要に応じてプリントを配布する。 | ||
References, etc. |
倭の玉器, 河村好光, (青木書店,2010), ISBN:978-4-250-21001-3 玉からみた古墳時代の開始と社会変革, 谷澤亜里, (同成社,2020), ISBN:978-4-88621-835-3 |
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Courses delivered by Instructors with Practical Work Experience |
分類: A course with practical content delivered by instructors with practical work experience |