3607001 French Language
Numbering Code | U-LET21 23607 LJ36 | Year/Term | 2022 ・ First semester | |
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Number of Credits | 2 | Course Type | Lecture | |
Target Year | Target Student | |||
Language | Japanese | Day/Period | Tue.3 | |
Instructor name | ODA RYOU (Part-time Lecturer) | |||
Outline and Purpose of the Course | この講義の目的は、フランス語の語彙や構文の分析方法を学び、言語学としてフランス語を研究するための入門的な知識を身につけることである。ときに日本語や英語と比較しながらフランス語のさまざまな表現の違いについて考え、フランス語を学問として研究するための基本的な知識を学ぶ。 | |||
Course Goals | フランス語とはどういう言語であるか、語彙論、意味論、統語論、語用論などの観点からアプローチしてその全体像を把握できるようになる。フランス語学についての基礎的知識と分析方法を習得する。 | |||
Schedule and Contents |
基本的に以下のプランに従って講義を進める。ただし、講義の進み具合やその他の事情によりテーマの順序やテーマの一部を変更することがある。また、1つのテーマを2回の授業で扱うこともある。 第1回:ソシュールと言語学の基本概念、言語学・フランス語学とは何か。 第2回:「持つ(avoir)」的言語と「ある(etre)」的言語(Have languageとBe language) 第3回:フランス語の名詞の性は何のために存在するのか 第4回:カテゴリー化(=範疇化)について 第5回:冠詞と意味の切り分け(英語の可算名詞と非可算名詞の区別はフランス語ではどのように現れるのか) 第6回:総称(ものごと一般)をあらわす定冠詞単数・複数と不定冠詞単数 第7回:名詞を修飾する形容詞の位置「le petit Chaperon rouge(赤頭巾ちゃん)では形容詞rougeを名詞の後におくのに、Blanche Neige(白雪姫)では形容詞blancheを名詞の前におくのはなぜか」 第8回:否定:分離的否定、否定の作用域 第9回:叙法(mode)について(直説法、条件法、接続法、命令法) 第10回:情報構造と語順「フランス語の補語人称代名詞はなぜ動詞の前に出るのか」 第11回:不定代名詞のonとBenvenisteの人称論 第12回:BenvenisteによるHistoireとDiscoursの区別 第13回:代名動詞のさまざまな用法(再帰用法・相互用法・受動的用法) 第14回:語調緩和の半過去「Je voulais vous demander un petit service.のような半過去になぜ語調を緩和する働きがあるのか」 第15回:期末試験 第16回:フィードバック |
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Evaluation Methods and Policy | 定期試験の成績(85%)や授業への参加度・平常点(15%)などを総合的に判断して評価を行う。 | |||
Course Requirements | フランス語初級を習得しているか、あるいは基本的なフランス語の文法知識があること。 | |||
Study outside of Class (preparation and review) | 常日頃から外国語や日本語のさまざまな現象を観察して、言葉に関する直感を磨くよう心がけること。 | |||
Textbooks | Textbooks/References | プリントを配布する。 |