1340002 Japanese Language and Literature

Numbering Code U-LET10 31340 SJ36 Year/Term 2022 ・ Year-round
Number of Credits 4 Course Type Seminar
Target Year Target Student
Language Japanese Day/Period Tue.3
Instructor name KANAMITSU KEIKO (Graduate School of Letters Professor)
Outline and Purpose of the Course 新古今時代の歌壇における最大の催しであった『千五百番歌合』より、藤原俊成が加判した春三(百七十一番~)を精読する。歌合の和歌を判詞とともに読むことにより、和歌を正確に解釈するとともに、当時の和歌観を踏まえて鑑賞することをめざす。
Course Goals ・本歌や用例の調査に基づいて、和歌を正確に解釈する方法を習得する。
・歌合の判詞をもとに、当時の和歌観に即した和歌の評価ができるようになる。
Schedule and Contents 第1回 
授業の目的や進め方を説明し、受講者の担当部分と発表順を決める。

第2回 
百七十一番を例に、調べ方やレジュメの作り方について解説する。

第3回~第29回 作品精読
受講者の発表により作品を読み進める。発表者は担当した番の和歌の翻字、本歌の指摘、語釈、現代語訳などを行う。さらに判詞を踏まえて、それぞれの和歌を鑑賞・評価する。それらの内容をレジュメにまとめ、発表する。
発表者以外の受講者もあらかじめ熟読してから授業に臨み、積極的に質問や意見を述べることが望まれる。
各回の講読範囲はおおむね下記のように予定している(受講者の人数によって調整する)。

第3回 百七十二番
第4回 百七十三番
第5回 百七十四番
第6回 百七十五番
第7回 百七十六番
第8回 百七十七番
第9回 百七十八番
第10回 百七十九番
第11回 百八十番
第12回 百八十一番
第13回 百八十二番
第14回 百八十三番
第15回 百八十四番
第16回 百八十五番
第17回 百八十六番
第18回 百八十七番
第19回 百八十八番
第20回 百八十九番
第21回 百九十番
第22回 百九十一番
第23回 百九十二番
第24回 百九十三番
第25回 百九十四番
第26回 百九十五番
第27回 百九十六番
第28回 百九十七番
第29回 百九十八番

第30回 フィードバック
Evaluation Methods and Policy 平常点(発表および授業中の発言等)による。授業時間内に発表できなかった者は、レポートで代替する。発表・レポートは到達目標の達成度に基づいて評価する。
Course Requirements くずし字の文献を扱うため、「国語学国文学講読」を履修済み又は受講中であることが望ましい(必須とはしない)。
Study outside of Class (preparation and review) 自分の担当以外の箇所についても、十分に下読みしてから授業に臨むこと。
References, etc. 和歌とは何か, 渡部 泰明 , (岩波新書), ISBN:9784004311980
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