5240001 History of Western Philosophy

Numbering Code U-LET02 35240 SJ34 Year/Term 2022 ・ Year-round
Number of Credits 4 Course Type Seminar
Target Year Target Student
Language Japanese Day/Period Mon.3
Instructor name NAKAHATA MASASHI (Graduate School of Letters Professor)
Outline and Purpose of the Course アリストテレスのいわゆる「倫理学」は彼自身によれば「政治学」だった。そして『政治学』という書では、共同体との関係のなかで、人間存在や幸福が論じられている。その意味でアリストテレスの「社会哲学」だけでなく「倫理学」を理解するためにも不可欠であるにもかかわらず必ずしも重視されてこなかった『政治学』から、いくつかの重要な議論をピックアップして読む。
Course Goals 古代のテキストを読むための語学力、文献学的な手続き、注解をはじめとした従来の解釈の整理と分析の能力、そして哲学の問題を平明かつ論理的に考える力を養う。
Schedule and Contents 基本的に以下のプランに従って進める。ただし参加者の関心、進行状況、などに対応して取りあげるテキストや箇所を変えることがある。
第1回 案内
授業の狙いおよび取りあげるテキスト、基本的な校訂や註解などを紹介し、授業の進め方と準備・発表の方法を周知する。また、出席者の担当部分を決定する。
第2回~第12回 アリストテレス『政治学』(とりわけI,III巻)の精読
第13回~第14回 上記テキストに関する古代の議論および現代の研究についてのサーベイとそれにもとづく議論
第15回 中間的まとめと反省
第16回~第27回 アリストテレス『政治学』(とりわけVII, VII巻)の精読
第28回~第29回 上記テキストに関する古代の議論および現代の研究についてのサーベイとそれにもとづく議論
第30回 総括
Evaluation Methods and Policy 平常点(報告の担当と議論への参加の両方にもとづいて評価する)
Course Requirements None
Study outside of Class (preparation and review) 毎回の授業で読む予定の範囲のテキストおよび指定された注解や関連文献を読み、あわせて各回の担当者から事前に配布される訳についても検討しておくこと。
担当者は報告する週の初めまでに授業参加者に担当箇所の訳文を配布すること。
PAGE TOP